④土壌汚染
土壌汚染とは、農薬や油、産業廃棄物などによって土地が汚染されることをいいます。土壌汚染の原因となるのは農薬や油、有機溶剤、重金属、産業廃棄物などです。
相続した土地が元工場である場合、土壌汚染の可能性が高くなります。
土地が汚染されている場合、そのままでは利用できないので浄化するための費用がかかります。そのため、土壌汚染の浄化・改善費用の80%の評価減が認められています。
80%とされているのは、土地の相続税評価額が公示価格の80%相当額に設定されているので浄化・改善費用についても合わせる必要があるためです。
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⑤電力会社の送電線
相続した土地の上空を高圧線の電線が通っている場合、土地の利用が制限されるため評価減の対象となります。建築制限の内容によって、次の割合をかけて計算した金額が控除されます。
1. 家屋の建築が全くできない場合…50%または借地権割合のいずれか高い方
2. 家屋の構造、用途等に制限を受ける場合…30%