たばこがなかったら人生の半分は損しているとまで思っていた私。その一方で健康や美容のためにと禁煙を何度となく試しましたが、失敗続き。そんな私が成功した禁煙方法と、それによって人生が損するどころか、もっとラクに過ごせるようになったという体験談を紹介します。

たばこは人生に欠かせないものとなった

私が27歳のころ、ちょうどひとり息子の幼稚園時代のママ友の影響もあり、ちょっとした遊び心からたばこを吸い始めました。最初はキッチンの換気扇の下で吸っていましたが、だんだん1日1回はカフェなどで一服することが楽しみになっていきました。当時の私にとって、どこの家庭にもあるような育児や夫婦間のストレスを発散するには、たばこがとても良いツールだったのです。

だんだん1日に吸う本数も増えていき、30歳になるころには1日1箱以上吸うようになりました。楽しいことがあっても苦しいことがあってもたばこを吸いたい、もしたばこがなかったら人生の半分は損しただろうと思うようになり、たばこは私の人生の一部となっていったのです。

たばこが体に悪いことや美容にも良くないことは当時からわかっていましたが、世の中が今ほど禁煙ムードになっていなかったことや私もまだ若かったこともあり、禁煙を真剣に考えていませんでした。しかし、私が40歳になるころには世の中の禁煙ムードは高まり、自分も健康や美容について本気で考えるようになったことから、禁煙を真剣に考えるようになったのです。

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3年間禁煙と闘い、20回以上失敗

40歳になったころから禁煙に目覚め、失敗を繰り返してやっと成功したのが43歳。禁煙と闘った3年間でした。結局3年間に20回以上禁煙を決心し、数日後には挫折という状態が続いていました。他人から見ると真剣に禁煙する気がないと思われるかもしれませんが、本人的には禁煙しなければという気持ちはとても強かったのです。しかし、どうしても自分に勝てなかったのです。

自分はそんなに意志が弱い人間ではなかったはずなのに、なぜかたばこに関してはとても意志が弱く成功できませんでした。そこで我慢するだけでは駄目だと思い、たばこが嫌いになるパッチや1カ月計画でだんだんニコチンが少なくなるパイプのセットなども試しましたがどれも失敗。