決済トラブル・不正利用に気付くには


決済トラブル・不正利用
【画像出典元】「ImageFlow/Shutterstock.com」

万が一不正な利用があった際には、被害を最小限に留めるためにも早期発見が大切です。補償において「損害発生日から60日以内の申請」を一つの条件とする企業もあります。

不正利用に気付きやすくするためには下記2つの手段が有効です。

・決済履歴・明細を定期的にチェックする
・プッシュ通知を利用する

週1回、月1回など定期的に決済履歴・明細をチェックする癖をつけましょう。身に覚えのない決済履歴はないか、利用した日付・お店・金額を確認していきます。「この決済は先週のあの買い物だ」と思い出せれば問題ありません。しかし日付・お店・金額のどれも心当たりのない履歴に関しては不正利用の恐れがあります。

ただし、クレジットカードは明細に記載されている日付が実際の利用日と数日ずれていることもあります。また店名も実際に利用した店舗とは異なり、店舗の運営会社名での記載も少なくありません。

おおむね店舗のWebサイトやインターネット検索で突き止められます。少し手間はかかりますが、わからないまま放置しないよう心がけましょう。

またクレジットカードによっては、決済の度にアプリやメールで通知してくれるサービスを提供しています。不正利用にすぐ気付けるため、有効活用しましょう。

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もし決済トラブルに遭ってしまったら…

もしトラブルに遭ってしまったら、早急に下記へ連絡してください。

・クレジットカード会社
・QRコード決済サービスの提供会社
・警察

不正利用を確認したら、まずはクレジットカード会社等に連絡してサービスの利用停止手続きをとります。クレジットカードの紛失・盗難の場合も同様です。

次に、警察に連絡して被害届を提出します。インターネットを通じた非対面の不正利用は警察でも対処が難しい事案です。それでも被害届を提出するのは、補償を受けるためです。

決済サービス提供会社のなかには「警察へ被害の届出を行うこと」を補償条件の一つに定めているところもあります。
「被害届を出していなかったために補償を受けられなかった」との声もあるため、忘れずに提出しましょう。