最近、齋藤康弘さん(@1BBzfkeVwK64124)の投稿がX(旧Twitter)にて話題になりました。

【動画】日本は働きに来やすい?実際に働く1人の外国人労働者が語る実態

投稿の内容は、ミャンマーの友人であるマウンさんが日本に出稼ぎに行く理由についての興味深い話を紹介したものです。

外国人労働者が働きにくる理由

円安が進行している中で、なぜ多くの外国人労働者が日本で働き続けているのか、その背景には、日本ならではの魅力があることがわかります。

マウンさんによると、日本で働いている理由は入国手続きが他国に比べて非常に簡単である点です。

ミャンマーから、例えばオーストラリアやアメリカではビザの取得に1年以上かかることがあり、その間に多額の初期費用も必要となります。

また、これらの国々では車が生活の必需品となるため、車を購入する費用も大きな負担です。

しかし日本ではビザの取得が比較的早く、さらに公共交通機関が発達しているため、車がなくても十分に生活できるという利点があります。

さらに、日本の治安の良さや、詐欺や搾取のリスクが少ないことも、彼が日本を選んだ理由です。

ではマウンさんはどのような経緯で日本にて出稼ぎをすることになったのでしょうか。

彼は幼少期、両親の離婚で生活が苦しくなり、日本でいう児童養護施設の役割をしているミャンマーのお寺で住み込みをした経験があります。

高校進学を機に都会へ出ることを決意し、喫茶店や自動車修理工場で長時間働く日々が続きましたが、十分な収入を得ることはできませんでした。

その後、マウンさんはマレーシアのレストランで出稼ぎをし、そこで偶然出会ったミャンマー人の社長から「日本に行けば大きなチャンスが得られる」と聞き、彼は日本に行きたいと強く思うようになりました。

彼は技能実習生として日本に来ることを決め、母国のミャンマーに帰って2年間日本語の勉強や日本でのルールやマナーなどを一生懸命勉強しました。

そして約60万円の初期費用を払って入国し大分県で建設業に従事することになったのでした。

そこで同じ建設現場で従事していた齋藤さんと外食をしたり海に行ったりして仲良くなったといいます。

現在、彼は中華料理店や吉野家での掛け持ちをしているそうです。

マウンさんの目標は、日本で自分のレストランを開業し、母国ミャンマーの料理を提供することだといいます。

彼は、母国が内戦状態にあり帰りたくても帰れない日本在住のミャンマー人が故郷を懐かしみ、みんなで集まれる場所を作りたいと思いながら、休まず働いているのです。

入国手続きのしやすさや治安の良さといった日本の強みが、マウンさんにとって大きな魅力となり、祖国での厳しい経験を乗り越えて日本で新しい生活をスタートさせる決断につながりました。

彼のような外国人労働者が、日本を選ぶ理由がこのエピソードから見えてきます。