画像はイメージ(Flicker/ Medill DC )
タイの国会議員が、取材中の女性記者の頭を叩いたとして物議を醸しています。
記者の頭を叩いたタイの議員
渦中の人物は、タイの国民国家の力党党首であり、元陸軍司令官・防衛大臣・副首相などを歴任したプラウィット・ウォンスワン議員。
プラウィット氏は、過去2回のクーデターにも関与しており、タイの政治的混乱の中心人物として知られています。
2024年8月16日、タイPBSの女性記者が新首相に選出されたタイ貢献党のペートンタン・シナワトラ氏に関する質問をした時のこと。
プラウィット氏は「何を聞いた?なんだ?」と詰め寄り、記者の頭を何度も平手打ち。
その瞬間をとらえた動画が、BBCのInstagramに投稿されています。
一部の見方では、プラウィット氏が新首相の座を期待していたものの、ペートンタン氏にその座を奪われたことで苛立っていたとする指摘もあります。
この件でプラウィット氏の広報担当は、「彼は記者と面識があり、冗談だった」と釈明。
しかしタイPBSはプラウィット氏に責任を取るよう求め、倫理調査を進めているそうです。
この出来事にネットでは、「冗談じゃないのは彼の顔を見ればわかる」「陰湿だ」といった批判のコメントが寄せられていました。
権力者によるパワハラ問題は許されるべきではありません。軽視せず、徹底的な調査によって真相を明らかにしてほしいですね。
出典:BBC