ペペロミアの育て方のポイント
用土
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土は水はけのよい用土を使うことが大切です。市販の観葉植物用や多肉植物用がおすすめです。もしくは、赤玉土と腐葉土に川砂などを混ぜたものを使いましょう。
水やり
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ペペロミアは葉や茎に水分を蓄えることができるため、乾燥に強く、水やりは控えめにします。
多肉質の品種は夏でも土の表面が乾いてから、さらに数日してから水やりをします。葉の表面に水を吹きかければ元気に育ちます。冬は乾かし気味に育て、葉が乾燥しているときは霧吹きで葉水をするときれいに育ちます。土が常にじめじめしている状態は根腐れの原因となるため避けるようにしましょう。
肥料
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肥料は基本的に必要ありません。様子を見て、生育期間に葉が黄色っぽくなってくることがあれば、規定より薄めた液体肥料や緩効性肥料を施します。
注意する病害虫
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【病気】
生育期間中に細菌病が発生することがあります。症状の出た葉は取り除いて処分しましょう。
【害虫】
ペペロミアには、カイガラムシやハダニが発生することがあります。
どちらも吸汁して生育を阻害するため、注意が必要です。カイガラムシの成虫は薬剤が効きづらいため、ヘラなどを使って手で駆除しましょう。ハダニはテープで駆除するか、薬剤を散布しましょう。
ハダニは高温乾燥期に発生しやすく、水やりするときに、二回に一回は株全体や葉裏にも水をしっかりかけて洗い流すと、発生予防につながります。
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ペペロミアの詳しい育て方
苗の選び方
葉や茎がしおれているもの、軽く触るとぐらつくものは避け、葉がよく茂ってハリのある苗を選びましょう。
植え付け・植え替え
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ペペロミアの植え付けや植え替えは、生育期の5~9月に行います。
鉢底から根が飛び出している、水やりの際に土への吸収が悪いなどの状態であれば、植え替えのタイミングです。鉢から株を抜いて土を丁寧に落とし、変色して傷んでいる根や葉は切り落とします。一回り大きな鉢に植え、土は元肥を混ぜこんだ新しいものに替えるとよいでしょう。
切り戻し・剪定
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ペペロミアが茂りすぎた場合は、ある程度枝葉を剪定して風通しをよくすることが重要です。
剪定を行うのは5~9月が適しています。込み合っているところや傷んだ枝葉をカットしましょう。ロゼットタイプの場合は、葉柄のつけ根で葉をカットします。木立タイプや匍匐タイプでは、剪定するとすぐに脇芽が出てきます。
ペペロミアの増やし方
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ペペロミアは株分けや葉挿し、挿し木などの方法で増やすことができます。
【株分け】
ペペロミアの株分けの適期は5~8月です。
株分けの際は鉢から株を抜いて土を軽く落とし、株元を確認して一株あたり芽が2~3個になるように切り分けます。それぞれを新しい用土に植え付けます。ただし、あまり細かく分けすぎないように注意が必要です。
【葉挿し】
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株元から葉が出るタイプのペペロミアは、葉挿しで増やすのがおすすめです。
葉柄を2cmほど残して切り取り、清潔な用土にそのまま植えます。明るい日陰で乾かさないように管理すると、1カ月ほどで発根し、徐々にほかの葉も出てくるようになります。ただし、斑入りの品種は葉挿しで増やすと斑が消えてしまうので、株分けで増やしましょう。
【挿し木】
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ペペロミアを挿し木にする際は、まず茎を5cmほどにカットし、下の方についている葉は落とします。挿し木用の土を鉢に入れ、穴をあけて茎を挿します。
挿し木した鉢は明るめの日陰で乾かしすぎないように注意して管理しましょう。霧吹きなどで葉や茎にも水をかけて管理します。順調に育てば1カ月ほどで発根します。
ペペロミア栽培でよくあるトラブルと対処法
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ペペロミアは比較的育てやすい観葉植物ですが、育て方が合っていない場合などに調子が悪くなってしまうこともあります。
ここではペペロミアを育てる際に起きやすいトラブルとその対処法についてご紹介します。
根腐れ
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ペペロミアに元気がなく葉が変色している、土から腐った臭いがする、土の表面にカビが生えているなどの症状があれば、根腐れを起こしている可能性があります。
その場合は、鉢から株を抜いて土を落とし、水はけのよい土に変えましょう。根っこの腐っている部分はカットします。根腐れを防ぐためには、水やりは控えめにし、風通しがよくて明るい日陰で管理することが重要です。
根詰まり
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ペペロミアに水やりしても浸透が遅い、鉢底から根が見えている、葉が黄色くなっているなどの場合は、根詰まりを起こしている可能性があります。
生育期に一気に成長すると、根詰まりを起こしやすくなります。そのままにすると枯れてしまうこともあるので、一回り大きめの鉢に植え替えましょう。植え替えの際は新しい土にします。
葉焼け
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ペペロミアは暑さには強いですが、直射日光には弱く、葉焼けを起こしやすい植物です。葉焼けが起こると、葉の色素が一部抜けて白くなったり、葉の一部が茶色く枯れたりします。
葉焼けに気付いたら、日が直接当たらない場所に置き場所を変え、葉焼けした部分は清潔なハサミでカットしましょう。
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ペペロミアを室内に飾って楽しもう
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ペペロミアは小型で可愛らしい葉が特徴の観葉植物です。小さいので室内で育てるのにおすすめの植物です。多湿には弱いので、育てる際は乾燥気味に管理し、風通しのよい場所に置くのがポイントです。
非常に様々な色や模様の品種があるので、ぜひお気に入りの品種を探して育ててみてはいかがでしょうか。
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。