公的年金制度とライフプラン
公的年金制度における制度改革は、5年に1度行われる「財政検証」が土台となります。この検証結果に基づいて、年金制度改革が進められます。2024年8月現在(記事執筆時)、財政検証は既に終了しています。財政検証が終わった直後に今回の遺族年金のニュースが飛び込んできたというタイミングです。
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まずはねんきん定期便で現状をチェック
ねんきん定期便
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公的年金の支給想定額は、毎年誕生日前後に手元に届く「ねんきん定期便」で確認することができます。精緻なライフプランを作るのが理想ですが、そこまで手間をかけなくても「今の制度だったら自分の老後は大丈夫かな?」を折に触れて確認するようにしましょう。
国は「貯蓄から投資へ」を推奨しています。ただ2024年8月2日のように、日経平均が2000円近く下落する日があったり、そもそも物価高で貯蓄ができなかったりという日々の不安をたくさんの方が持っているでしょう。
ライフプランにおいて、不安は「全容が見えないこと」と類似性があります。見えない不安は、さまざまな情報を調べて可視化することによって和らげることができます。もしもの時に備えた遺族年金がこの先どう変わっていくのか。それにより自分のライフプランはどう変わるのか。本メディアのような有益な情報を適宜アップデートしながら、自分なりに備えていきましょう。