ひたすら暑かった夏も終わり、夏バテ気味だった植物たちも元気を取り戻して、再び庭に彩りが戻り始めます。サルビアやダリア、シュウメイギク、コスモス、センニチコウ、秋バラ、グラス類…。色を深める庭にうっとり癒やされる季節ではありますが、なすべき庭仕事も満載、かつ重要です。この時期は、いわば来年の庭の「仕込み時期」。宿根草やバラなど、素敵な品種は売り切れる前にゲットしましょう。そして想像力を最大限に膨らませ、来年の庭の準備をしましょう。
来年の庭の植栽プランを立てましょう
秋は宿根草や春咲き球根(チューリップやヒヤシンスなど)、バラ苗、果樹苗の買いどき、植えどきです。ホームセンターや園芸店のほかに、ちょっと変わったものを入手したいなら、専門ナーセリーものぞいてみましょう。宿根草やバラ、クレマチス、果樹など、それぞれのジャンルに特化したナーセリーがあり、通販で購入できるところもたくさんあります。Garden Story内で連載をしているショップもあるので、ぜひ検索してみてくださいね。珍しい品種、人気の植物は早期に“sold out”になってしまうので、早めに計画を立てましょう。
真夏が買い時! オーナメンタルに春庭を彩る秋植え球根アリウム
【秋植え】球根植物「イキシア」を自生化させて宿根草植栽にも織り交ぜよう!
(広告の後にも続きます)
茂った植物を間引き&透かし剪定で庭をリフレッシュ
猛暑日が続く夏の間は、庭仕事がはかどらなかったという方、涼しくなってきたら庭の整理をしましょう。夏の間に茂りすぎた株が向こう側の景色を遮っていたり、株姿が乱れて雑然とした雰囲気になっていたりするものがあります。茂りすぎた株は、先端を切って短くするのではなく、枝数を減らすように株元付近から剪定して間引きます。このように全体をコンパクトにすると、風通しがよくなって秋以降もきれいに生育します。また、思いのほか大きくなる植物もあるので、庭全体を遠目で眺めて、不要だなと思う植物は抜き取って、リフレッシュしましょう。