鉢植えや樹木の台風対策
台風の季節です。暴風雨に備えて、草丈の高いものは茎が折れないようまとめて縛っておくとよいでしょう。鉢やハンギングも置き場所を見直して、飛ばされない場所へ移動しましょう。移動ができない場合は、鉢を寄せ集めて縛っておきます。アーチやフェンスなどの構造物に誘引したつる植物も留め付け箇所を増やします。樹木も株元をチェック。この時期はカミキリムシの幼虫であるテッポウムシが幹の中を食い荒らしていることがあります。弱った樹木は倒れやすいので、おがくずなどが出ていないか、ぐらつきがないかなどを確認し、必要なら支えをしたり、ロープをかけたりなどの対策をしましょう。
【台風対策】大切なバラを守る方法 晩夏〜秋は台風の襲来に注意!
(広告の後にも続きます)
秋バラを咲かせるための剪定
四季咲き性のバラの多くは、この時期に剪定すると約50日後に咲きます。日数を逆算すると、9月上旬〜中旬までが剪定のタイミング。順調に花茎が成長すれば10月20日頃から11月上旬に年内最後の花が咲きます。秋に咲くバラは、春よりも小ぶりですが色が濃く、風情があります。
四季咲きバラの夏剪定のタイミング到来! 【樹高が高くなる】四季咲きバラ編
四季咲きバラの夏剪定はタイミングが大事! 【コンパクトに生育する】バラ編
キンモクセイの花を収穫しましょう
Lora Sutyagina/Shutterstock.com
9月下旬頃にはキンモクセイが咲き始めます。キンモクセイは花姿を楽しむだけでなく、花の甘い香りをお茶やシロップ漬けにしてもGood。チンキやシロップづくりなど活用方法を、以下でご紹介しています。
甘く香ってかわいい、キンモクセイシロップの作り方
お部屋で香りを楽しむ! キンモクセイのチンキの使い方・活用方法
【育て方】キンモクセイの植え付け・植え替えに適した土の作り方
(広告の後にも続きます)
青じそは、花も実も美味しく食べられます
mujijoa79/Shutterstock.com
シソ栽培では、花を咲かせると葉がかたくなるので、夏は花を摘みながら育てますが、もうすぐシーズンが終わるので、そろそろ花を咲かせましょう。花の後には実ができますが、花も実も塩漬けにすると香りのよい調味料として活躍します。おにぎりやお茶漬けに入れると絶品です。
話題のオメガ3が豊富! 和のハーブ、シソの実のみそ漬けを作ろう
まだまだバジルを楽しみましょう
ElenVik/Shutterstock.com
シソ同様、バジルも花をつけると葉がかたくなるので、花を収穫した後、半分くらいに切り戻して肥料を施します。しばらくすると再び芽が展開し始めて、秋遅くまでバジルの収穫を楽しむことができます。収穫した花も捨てないで! オリーブオイルに4〜5日漬け込んでおくと、香りが移って料理に重宝しますよ。
バジルやパクチーも秋スタートがおすすめ! 畑も鉢もいらないテーブル家庭菜園「セルトレイ栽培」
生け垣の刈り込みをしましょう
Lora Sutyagina/Shutterstock.com
生け垣の刈り込み時期です。希望の高さよりやや低めに刈ると、その後はひと月ほどで新芽が吹いて、ちょうどよい高さになります。
チャドクガにご注意を!
葉の上の黒い点々はチャドクガの幼虫のサインかも。
ツバキやサザンカ、お茶の木があるお宅は、チャドクガにご注意ください。庭木の手入れ中などに、知らずに触れてひどい皮膚炎を起こすことがよくあります。葉に集団でいることが多いので、発見したら葉ごと取り除き、袋に入れて処分しましょう。全長60cm前後の長さの高枝切り鋏を使用すると便利です。
【危険】毒針を飛ばす毛虫チャドクガの発生時期!被害回避の対策方法
Credit
写真&文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。