夏祭りでナンパ男と“楽しんだ”ギャル2人組。なぜか「3台のミニバンを乗り継いで」帰宅するまで

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 さて、今回ご紹介するのはアパレルショップ店員のエイミさん(仮名・23歳)が、昨年の夏祭りで体験したクセ強なナンパエピソードです。

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆イケメン2人組について行ったギャルたち

 ちょうど1年前。その日は夏祭り。

 地方の巨大ショッピングモール内にあるギャル系ブランドのアパレルショップで働くエイミさんは、モール内の別ブランドで働く店員友達であるモモカさん(仮名・22歳)と仕事後に合流して、夏祭りへ。

 ビール片手にタコ焼きやリンゴ飴といった屋台グルメを満喫していると、イケメン2人組にナンパされたそう。

「夏祭りもだいたい一通り見終わって、人混みにも疲れてたタイミングだったから、『夜景見に行こうよ』って誘われて付いていくことにしました。イケメンの黒いミニバンに乗って、そこから小一時間ぐらい走って、山道の頂上にある夜景スポットに着いて。

 で、車の中から夜景見てたら、なんか男たちに触って来られて、イヤじゃなかったからなんとなく雰囲気盛り上がって来て、そのまま……(笑)」

◆お次は白ミニバンのマッチョ2人組が登場

 ムードある夜景スポットで相手は2人ともイケメンだったこともあり、「けっこう燃えた」と満足度が高かったと語るエイミさん。

「車ん中でヤバいぐらい汗かいてたから、ウェットティッシュ大量にもらって身体フキフキしながらまったりしてたら、イケメンに『ダチが合流したいって。いい?』って聞かれて『い~よ~』って言ったの。

 そしたら1分もしないうちにソッコーで白いミニバンが横付けしてきて。白バンのほうには身体ぶ厚い体育会系っぽいマッチョな日焼け男が2人乗ってて、イケメンではなかったけどノリがめっちゃよくて、そっちともすぐに打ち解けたんです」

◆イケメンたちは「急用ができたから帰る」


 そんなとき、もともとナンパしてきたイケメン2人組が、「急用ができたから悪いけど先に帰る」と言い出したといいます。

「ウチらのことは日焼けマッチョたちが送ってくれるっていうから、イケメンたちとは『じゃあまたね』ってバイバイ。ウチとモモカは白バンに乗り換えて、また夜景見ながらしばらく和んでました。

 したら、マッチョ自慢してきて、その流れで筋肉触らしてもらうことになって、なぜかそのうちお互いに触りっこする流れになって……(笑)」

◆最後は紫ミニバンからイカツい2人組が…

 黒バンのイケメンの次は、白バンの中でマッチョと4人で“お楽しみ”。「イケメンとは違う興奮があった」と語っていました。

「また大量のウェットティッシュもらって身体フキフキしてたら、今度は紫のミニバンが横に来て、マッチョが『別の友達が来た』って言うんだよね。それで、紫バンからはイカツい男が2人出て来て。

 片方は夜なのに青いグラサンかけてて、もう片方はゴリゴリにピアス空けた金髪で、なんかヤバそうな雰囲気出まくってました。で、案の定、マッチョたちは『用事が出来たから先帰る』と(苦笑)」

◆イカツい男2人組の車に乗らないと帰れない


 もうさすがに体力的に限界のエイミさんとモモカさん。しかし、マッチョ2人はすでにいなくなってしまっているため、紫バンに乗せてもらわないと帰れない。

 身の危険を感じながらも3台目のミニバンに乗り込むことに。

「これまた案の定、イカツい男らも目的は同じだったっぽくって、ウチらのことベタベタ触ってきたんです。だけどホントにもう身体的に痛くて無理だったから、『ヤダ、やめて。もう帰りたい』って言ったんですよ。そしたら……」

◆断わると態度が急変!

 エイミさんは脅されたり乱暴されたりするリスクも覚悟のうえで、きっぱりお断り。するとイカツい2人組は態度を急変させたそうです。

「ブチ切れてぶん殴られる……なんてことは一切なく、めっちゃ紳士だったんです!! 

『ごめんごめん。無理やりとか、そういうの俺らは絶対しないから安心して。じゃあ家の近くまで送るね』ってやさしく言ってくれて、なんか人の温かさに触れて感動するレベル(笑)。そのまま何事もなく、ちゃんと送り届けてくれたんです」

◆たった一晩で経験人数が4人増えてしまった


 ――とはいえ結果的に、エイミさんとモモカさんはたった一晩で経験人数が4人も増加。

「最後の見た目オラオラの2人組も受け入れてたら一気に6人増えるとこだった。それはさすがにヤバいっしょ。にしても、ちょうど“コト”が終わったタイミングで次から次に違う友達が来るのって、絶対にアイツら最初から狙ってましたよね。

 2人1組に分かれてバラバラに行動して、どっかのコンビがナンパ成功したら女の子を夜景の山頂に連れてって、どんどん入れ替え制にするっていう作戦でしょ」

◆最大の謎…仲間はMAXで何人までいたのか?

 エイミさんは、「仲間はMAXで何人だったのか?」が、気になって仕方ないとか。

 3組目をきっぱり断ったのでそこで帰してもらえたものの、もし受け入れていたら4組目、5組目の男たちが登場した可能性もなきにしもあらず。

 エイミさんとモモカさんの間では、「アイツらの仲間が全員出てくるまで“おかわりチャレンジ”してもよかったかも(笑)」と笑い話になっているそうです。<文/堺屋大地>

【堺屋大地】

恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi