30代後半で出産し、子どものお世話で細切れ睡眠になり、昼寝で睡眠不足をカバーするのが当たり前だった私。子どもが朝まで寝てくれるようになったおかげで、40代になった私もまとまって6時間ほど眠れるように。ところが寝ているはずなのに、朝起きると疲れが取れていない。昼間も猛烈な眠気に襲われ、昼寝をしないと夜まで体力が持ちません。そんな私がたどり着いた解決法とは……。

たっぷり寝ているのに疲れが取れないのはなぜ



朝起きたときに疲れが取れていない、体のあちこちに筋肉痛のような痛みがある、昼間に眠気が襲ってきて子どもと一緒に昼寝をせずにはいられない。40歳を過ぎたころからこのような状態が慢性的に続いていたので、最初は睡眠不足なのかな?と思っていました。

そこで、1日平均5~6時間だった睡眠時間を8時間に増やすことに。それまでは夜、子どもを寝かしつけた後に布団の中でだらだらスマホを見たりして就寝時刻が0時を過ぎてしまうことがあったのですが、8時間の睡眠時間を確保するために、必ず22時には寝て6時に起きることにしました。

1日8時間も眠れば疲れも取れて翌朝はすっきり目覚めるだろう。そう思っていたのに、睡眠時間を長くしたにもかかわらず、やはり朝起きたらだるくて疲れが取れていないのです。昼間も眠くてたまりません。そこで、目覚めたときの体の疲れや昼間の眠気の原因は、睡眠の“長さ”ではなく“質”が問題なのかもしれないと感じ始めました。

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体の疲れが取れないのは寝具のせいかも?



そこで睡眠の質についてネットで調べてみました。すると、十分な睡眠時間を取っているのにもかかわらず疲れが取れないのは、寝具が体に合っていないからだという情報を発見。たしかに私が寝ているのは、いつ購入したのかも覚えていないほど年季の入った量販店の安い敷布団です。結婚当初は夫とベッドで寝ていたのですが、出産をきっかけにベッドを処分し、押し入れから古い敷布団を引っ張り出して来て使うようになったのでした。

私の眠気や疲れが取れないのは、もしかして布団が合っていないからかもしれない。新しい布団に買い替えようかな……。そう悩んでいたとき、たまたま夫が夜勤で留守に。夫が寝ているのは布団ではなくマットレスです。腰痛持ちの夫は、ベッドを処分した際に布団よりマットレスのほうが寝やすいと言って、シングルのマットレスを新しく購入したのでした。

せっかくの機会なので、試しに夫のマットレスで一晩寝てみました。すると……「あれ? マットレスのほうが寝やすい」。驚くほどよく眠れたのです! 20~30代のころは布団のほうがやわらかくて好きでしたが、40代になった今の私はマットレスの硬さが体にしっくりくると感じました。