アルコール摂取のリスクを徹底調査
一緒に休肝日にチャレンジしていた友人に平謝りをして、結局ビールを我慢ができなかった自分の意志の弱さを猛省した後、もしかして飲酒に関して自分でコントロールできないところまでいっているのではないかと心配になってきました。そこで、まずはアルコール依存症のセルフチェックをしてみることに。
WHOが作成したアルコール依存症のチェックシートを受けたところ、結果はなんとかセーフ。「じょうずに付き合えています」との診断にホッとひと息つきました。しかし、同サイト内の記事を読み進めていったところ、女性のアルコール依存症の原因には、アイデンティティ・クライシス(自我の危機)が深く関係しているというのです。女性の多くはいい子、いい妻、いい母、いい大人などさまざまな役割をこなさなければならず、飲酒の背景には子育て、更年期、夫婦関係、嫁姑関係、介護などが影響しているとのことでした。
たしかに私も日常のストレスから逃れるように飲酒するようになったことに気付きました。お酒は心身ともに疲れてしんどくなってくる夕方に、気持ちをふわっとラクにしてくれる。へとへとの自分を助けてくれる。ずっとそう思ってきたのですが、量やペースをコントロールできなければ、助けるどころか、やがては健康を脅かす存在になるのだと痛感しました。
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まとめ
今はまだ飲酒を始めた原因に気付いたところなので、この先酒量や飲酒の回数をどうコントロールしていくのかは、私のこれからの重要な課題となっています。その先にある根深い問題と逃げずにどう向き合っていくか。それは決して簡単なことではないし、いきなり逃げ場を失うのはあまりにつらいので、まずは3回に1回、飲酒に逃げずに立ち向かうことを目標にしたいと考えています。
飲酒の影に隠れている思うようにいかない子育てや、閉塞感のある毎日。サンドバッグになりがちな母妻業をビール抜きでどう向き合うのか。さあ、できるかな私。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/木村 みう
50代。閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。