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『びっくりドンキー』はビールとコーヒーが美味しい! ハンバーグは言うまでもありませんが、朝はモーニングやカフェとして、夜は一人飲みとしても利用できるのが気に入っています。
『びっくりドンキー』の店舗で提供している「ドンキーハウスビール」は、全店舗合計の年間ビール総消費量が約66万リットル。北海道小樽市にある『小樽ビール銭函醸造所』で醸造されているオリジナルビールで、『びっくりドンキー』のハンバーグの味に合うように作られているのだとか。今回プレスツアーに招待いただき、びくドン好きとしては工場見学をしてみたい! ということで、びっくりドンキーチェーン本部である株式会社アレフ主催のプレスツアーに参加し、小樽まで行ってきました。
“びくドン飲み”の様子 [食楽web]
創業当時から変わらぬ味を守り続ける唯一無二の「ドンキーハウスビール」
小樽倉庫No.1(小樽ビール)』はビアパブ併設のマイクロブリュワリー
醸造を始めたのは1995年、小樽倉庫No.1(小樽ビール)にて。4年後の1999年には『小樽ビール銭函醸造所』を開業し、醸造量が増えたことで店舗でも安定した供給が実現しました。
ビールは、1516年にドイツで制定された「ビール純粋令」をもとに醸造されています。「ビール純粋令」とは、原材料を麦芽・ホップ・水・酵母のみと定めた法律です。
麦芽の煮だし、発酵を行う施設
『びっくりドンキー』を運営する株式会社アレフと言えば、「人を良くする食産業」を追求し、食の安全と環境への配慮に積極的に取り組んでいる企業。醸造のきっかけについて、株式会社アレフの担当者に伺いました。
「創業者の庄司昭夫氏がかつてドイツを旅行した際、ビールの種類の豊富さに感動したことが原点にあります。古き良きドイツビールの文化を日本に根付かせたいと考え、1994年に現在の醸造マネジャーがドイツの醸造学校でビール造りの基本を学んだ後に、ドイツからブラウンエンジニア(ドイツのビール醸造の国家資格)を保有する醸造技術者を迎え入れたのです」
醸造所を案内してくださった佐藤祐正さん
『小樽ビール銭函醸造所』のビールは、ドイツから仕入れる有機栽培麦芽とアロマホップ、酵母、水で仕込んでいます。酵母は自家培養のものを使い、ミネラルなどのバランスの良い小樽の水にこだわって作られます。
案内役の佐藤さん曰く、「製法や味は創業当時と同じ。他社のどのビールにも似ていません」とのこと。オンリーワンの味を守り、いかに真摯に、伝統的に、ビールを醸造しているのかが伝わってきました。
一次発酵の若ビールの試飲
見学は、粉砕した麦芽を煮出し、発酵、ろ過、煮沸の工程をたどり、麦汁の試飲体験も。一次発酵後のビールの試飲では、貯蔵タンクから直接注がれ、臨場感もたまりませんでした! 佐藤さんから「まだまだこれからの味」と説明がありましたが、この段階でも十分な美味しさ。
一次発酵後は4〜6週間かけて低温熟成させ、ドイツビールならではの洗練された飲み口へと昇華していくそうです。
工場見学後はお待ちかねの試飲タイム!
見学後のテイスティングは格別
さてお待ちかね。『小樽ビール銭函醸造所』では、ピルスナー・ヴァイス・ドンケルの3種類を飲むことができます。季節によっては限定醸造のビールと出会えることもあるようですよ。
こちらは「ピルスナー」。提供するグラスにもこだわり、ベストな状態で楽しめます!
「ピルスナー」はバランスが良く、素直な香りと味わい、のど越しも清らかです。「ドンケル」もコク深く、日本ではなかなかお目にかかれない一杯です。
「ドンケル」(左)、「ヴァイス」(右) ※全種類を飲みたいがために少なめに調整していただきました
個人的なお気に入りは「ヴァイス」で、10年前に訪れたドイツ旅行を鮮明に思い出させてくれる素晴らしさ。まさに本場の味で、フルーティーで華やかな香りと旨みはここでしか味わえません。この味を求めて、全国からビアフリークが足繁く通う理由にも納得でした。
佐藤さんも「ヴァイス」推しとのこと。「グラスのカタチにもこだわっていて、飲み口の形状がビールのおいしさを引き出す秘訣になっているんですよ」
コーヒーも工場にて自家焙煎
工房ではシングルオリジンとブレンドの2種類を焙煎・袋詰めしています
びっくりドンキーのコーヒーはシングルオリジンとブレンドの2種類を展開していますが、いずれも豆を直接現地で買い付け、コーヒー鑑定士の資格「Qグレーダー」を持つ社員が味を決定しているそう。そんなこだわりの1杯が290円から飲めるうえ、モーニングではおかわり自由!
とことん素材と品質にこだわっている『びっくりドンキー』のビールとコーヒー。知ってから飲む味は、また格別な一杯となるでしょう。
<注>※モーニングの営業時間は店舗によって異なります。また、モーニングを実施していない店舗もあります。※地域、店舗によって価格が異なります。また一部店舗では取扱いのない商品があります。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP INFO
小樽ビール銭函醸造所「小樽倉庫No.1」
住:北海道小樽市銭函3-263-19
TEL:0134-61-2280
営:平日9:00~17:00
見学料:1980円
見学開始時間:11:00、15:00(各時間3組または20名が上限) ※1週間前までに要予約