画像はイメージ(Flicker/ Neil Turner )
2024年8月6日、台湾・台北市に建つGucciの店舗前で、動物保護団体(PETA)の人たちが行った抗議活動に注目が集まっています。
ヘビがファッションに使われることに抗議する動物愛護団体
活動に参加した男女は、殺されるヘビと屠殺場のスタッフに扮し、男性は女性のヘビ柄の服を切り裂きます。
腹部には血がにじみますが、スタッフの男性はおかまいなし。
ヘビを殺し終えると、その皮を手に持ち、集まった群衆に見せびらかしました。
Taiwan Newsによると彼らは、動物はアクセサリーでないことをGucciに伝えたかったようです。
これは、同ブランドやイヴ・サンローランを傘下に持つケリング社が運営する工場に、皮を供給する仕事をしていた労働者の告発がきっかけでした。
同社が長年に渡ってニシキヘビを虐待し、不潔な環境で飼育し、残酷に皮を加工してきた歴史があることを明らかにしたため、PETAアジアが調査を行っていました。
また同団体はYouTubeで、スタッフがもがくニシキヘビの首を押さえつけ、ハンマーで頭を殴られて殺される様子を公開。
さらにその後、まだ動いているニシキヘビはフックに刺されており、完全に息絶えたところで皮を剝がされるそうです。
高級ブランドの商品にはヘビ皮のほか、パイソンやワニ、動物の毛皮などが使われており、動物を愛する人たちの反感をかっています。
動画のコメント欄には「ありがとう、PETA!」「素晴らしい活動」「動物は私たちの商品として生きている訳じゃない」「みんなでこの団体を支援しよう!」など、称賛の声が多く寄せられました。
一方、「気持ち悪い」「意味がわからない」といった疑問の声も上がっています。
出典:PETA