会社員であれば、毎月の給与から「所得税」と「住民税」という2つの税金が引かれているはずです。「何となく知っている」という人は多いと思いますが、どんな場合・タイミングに所得税・住民税の税額が変動するか知っていますか?給料明細のどこを毎月チェックすればいいのかなど、給料から引かれている所得税と住民税に関する基礎知識を理解しておきましょう。
所得税・住民税は給与明細の「控除」をチェック
給与明細
出典元:「PhotoAC」
毎月もらう給与明細を見ると、いろいろな項目があります。毎月「差し引き支給額(手取り金額)」のところだけ見ている、という方もいるかもしれませんね。所得税や住民税は、給与明細の中の「控除」というカテゴリに記載されているので、確認してみてください。
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所得税も住民税も、個人の所得に応じて納める税金
私達が暮らしている上で負担している税金には、消費税や酒税などいろいろなものがあります。そのなかで、所得税と住民税は、どちらも個人の所得に対してかかる税金です。ではどうして2種類の税金がかかるのでしょうか?
所得税と住民税は、以下のようにそれぞれ納める先が異なります。そのため異なる金額が異なる基準で天引きされているのです。
・所得税は国に納める税金(国税)
・住民税は地方自治体に納める税金(地方税)
ではそれぞれの特徴や違いをもっと見ていきましょう。