宝島社出身・奈良県在住の編集者、ふなつあさこです。

2回目にして奈良を飛び出し、今回は大阪の最新情報をお届けします。ご存じの通り、来年4月にはついに「EXPO 2025 大阪・関西万博」がスタートすることもあって、大阪市の中心エリアでは注目スポットの開業ラッシュが続いています。そんななか大阪・堂島にオープンしたばかりの「フォーシーズンズホテル大阪」は、『大人のおしゃれ手帖』世代でもある50代が大阪を楽しむのにぴったり。

……ただ、実をいうと私にとって大阪府は、まだこれから開拓しようという街。学生時代を過ごして今も暮らしている奈良、多い年には毎月仕事で訪れていた京都に比べ、知らないことだらけなのです。そんなわけで今回は、私のお料理の先生でもある上方料理研究家・吉田麻子先生に助っ人に来ていただきました。

ゲスト
料理家 吉田麻子さん
大阪生まれ。辻調理師専門学校はじめ数々の専門学校で料理を学ぶ。確かな技術に基づいた日本料理に定評があり、“予約のとれない料理教室”の呼び声も高い「吉田麻子料理教室」を主宰。「上方食文化研究會」代表。料理本の執筆、企業のレシピ開発・監修など多岐にわたり活動するほか、メディア出演も多数。
※吉田麻子先生の「吉」は、「土よし」が正式表記です

吉田先生とは、宝島社から刊行された『だしの教科書 保存版』でご一緒して以来のお付き合い。

数々の料理本を手がけておられるほか、メディア出演などでご活躍です。「上方食文化研究會」の代表も務める吉田先生にとって、大阪はまさにホーム。そんな吉田先生に、泊まるからこそ楽しめる大阪をレクチャーしていただきました。

①大阪らしいフレンドリーなおもてなしが魅力!《フォーシーズンズホテル大阪》で極上のくつろぎ体験を

2024年8月1日、国内では4軒目となるフォーシーズンズホテルとしてオープンした「フォーシーズンズホテル大阪」。

いうまでもなく世界に名だたるラグジュアリーホテルですが、その一番の魅力は大阪らしさかもしれません。全175室の客室からはもちろん、5軒のレストラン&バーやスパやプール、ジムなどどこからでも水の都・大阪の街並みを堪能することができるほか、朱漆のような真っ赤なエレベーターホールなどの内装デザインは、洗練されながらもエッジーで大阪ならではのムードです。でも一番大阪らしいな、と思わせてくれるのは、スタッフの方々のスマートなのにフレンドリーな接客。さすが大阪です。

28階のコンセプトフロア「GENSUI(⽞⽔)」は、モダン旅館を表現したというこれまでにないくつろぎ空間。フォーシーズンズで初めて全室畳敷きの全21室は、まるで“空飛ぶ旅館”! このフロアの宿泊ゲスト専用のティーサロンSABOでは、朝食や日本茶、お茶菓子などをいただくことができます。

1階のダイニング「ジャルダン」は、開放感あふれるフレンチビストロ。朝食からディナーまで、終日食事を楽しむことができます。夏場はちょっと厳しいですが、これからのシーズンなら緑がいっぱいのテラス席も気持ちよさそう! お近くなら、アフタヌーンティーを楽しむ、いわゆる“ヌン活”もおすすめです。

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フォーシーズンズホテル大阪のシグネチャー・チャイニーズ・レストラン《江南春(ジャンナンチュン)》で絶品中華を堪能

フォーシーズンズホテル大阪のメインダイニングは、中華料理。「広東料理の真髄を守りつつ、モダンな中華に昇華させたモダンチャイニーズをお愉しみください」と語るのは、総料理長のレイモンド・ウォンさん。モダンに調和したシノワズリなメインダイニングエリアには、ライブ感あふれるオープンキッチンが。個室や半個室も用意されていて、用途に合わせて利用できます。ランチとディナーともに、オンラインから予約が可能。

メニューはコース料理のみの用意。季節の食材をふんだんに使用していることもあり、その時々の美味を味わえます。この日のメインディッシュは“伊勢海老の上湯蒸し クコの実と卵白を添えて”。「素材の味を軸にした味わいは、日本料理にも通じますね」と料理研究家の吉田麻子先生。

こちらは“黄金色に輝く蟹の甲羅詰め”。カラリと揚げられた衣をサクサクと開くと、丁寧に下拵えされた蟹がたっぷりと詰め込まれています。ソースなどのつなぎは使われていないので、このひと皿に何匹分もの蟹が使われているのだそう。

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