私の母は“アロエ信者”。私がけがや打ち身などをすると、すべて皮をむいたアロエを貼ってもらって治療していました。幼いころに足の指を捻挫した際にも病院に行かず、アロエを貼っていましたが、そのときのけがが大人になって大変なことになったのです。アロエ信者の母のせいで被ってしまったけがの後遺症についてお話しします。
熱心なアロエ信者の母
アロエは鎮静作用があり、昔から「医者いらず」と呼ばれるほど、さまざまなけがの治療に効くといわれています。わが家も母が熱心な“アロエ信者”で、家のベランダや玄関先にアロエの鉢植えが並んでいます。もともとは祖母がアロエを育てており、けがの治療などにアロエを使用していたことから、母も「けがは当然アロエで治す」という考えを持っており、病院に行く前にまずはアロエ! と常に話していて、今もそれは継続中です。
幼いころから、擦り傷や切り傷といったけがは皮をむいたアロエをけがをした箇所に貼り付けてもらって治していました。また、日焼けがひどいときやあせもになったときも、アロエの汁を塗ると、ほてりやかゆみが治まるということで、わが家では常にアロエを使ったケアをおこなっていました。
しかし、母はあまりにアロエに頼りすぎ、あらゆるけがや肌トラブルに多用しており、私自身が大人になってからは、アロエに頼りすぎるのはどうなんだろう? と少し疑問に思うところもありました。
私の子どもがまだ新生児のころ、乳児湿疹がひどくて病院に連れて行こうとしたところ、母が「アロエを塗ったらいいよ!」とアロエの汁を塗ろうとしました。しかし、さすがに新生児の繊細な肌にアロエを塗るのは……と母を止めて子どもを病院に連れて行きました。
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足の指の捻挫をアロエで対処
私がまだ小学生だったころ、学校で遊んでいたときに、体の大きな上級生に足の親指を踏まれたことがありました。家に帰って見てみると足の親指が真っ青になって腫れており、痛みもあったため、病院に行きたいと母に言ったのです。しかし、母は「捻挫だからアロエを貼っておけば大丈夫だよ」と、病院に行かず皮をむいたアロエを貼って様子を見ることに……。そのときは2週間ほどして治ったと思いますが、その後、時々足の親指に痛みを感じることがありました。
さらに冬場など寒い時期に、足の親指がジクジクと痛むことがありましたが、特に気にはしていませんでした。