アロエで対処した指は、実は…



私は結婚後、産後に階段を踏み外して、自分が子どものころにけがをした足と逆の足の指を骨折してしまい病院に行ったことがあります。病院の先生が私の足の指を見比べ「昔、こちら(そのとき骨折していないほう)の足の親指もけがをしたことがありますか?」と言われました。というのも、子どものころに捻挫した足の親指が変形して曲がっているというのです。

自分ではあまり気にしていませんでしたが、たしかに言われてみれば足の親指が若干内側に向いているような……。私は小学生のころにけがをしたが、病院には行かなかった話を先生にしました。先生いわく、おそらく当時骨折をしており、ちゃんと骨が付かないまま成長してしまったため、足の親指が変形している、とのことでした。寒い季節に足の親指がジクジクと痛むのも、その後遺症みたいなものです、と話されたのです。

幸いなことに、特に歩行などには問題ない程度の変形のため、今後も足の親指の変形に関する治療をする必要はないとのことでした。もし痛みが出たとしても、テーピングなどで対応すれば大丈夫とのこと。しかし、骨折は必ずきちんと治療をしないと後に大変なことになるため、いつもと違うと感じた場合は必ず病院に行くようにと、強く言われました。「母がアロエを貼って治そうとして……」とはとても言えませんでしたが、やはり個人の判断でけがの対処をするのは危険なことだと強く実感しました。

母には、実はあのときのけがは骨折で….とさりげなく伝えましたが「でもアロエで治って今は問題ないんだからいいんじゃない?」という返答が返ってきて、足の親指の変形についてはあまり重く考えてはいないようでした。

(広告の後にも続きます)

まとめ

アロエ信者の母の自己判断により、実は骨折していた足の親指をアロエで済ませたことで、大人になって指の変形という後遺症として出てしまいました。相変わらず足が冷えたときには、けがした指は少し痛みがありますが、歩行に問題がない程度の変形で済んだことが本当に幸いでした。

私自身は、けがをしたときは病院にきちんと通うようにしており、母のアロエへの信仰ぶりもどうなのかな……と思い返すこととなった体験談でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年8月)

著者/江口 りん子
40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。