2.グリーン野菜のバター蒸し
キュウリの種はスプーンを使ってこそげ取る。皮と種がないとより良い食感に。
斜め棒状に切ったズッキーニは、水に軽くさらしてから使うようにする。
〈材料〉2〜3人分
そら豆…8さや
インゲン…20本
ズッキーニ…1本
キュウリ…2本
水…大さじ3
オリーブオイル…小さじ1
粗挽き唐辛子…小さじ1/2
粗塩…適量
バター…10g
〈作り方〉
1.そら豆はさやをむく。インゲンはヘタを除いて半分に切る。ズッキーニは斜め棒状に切る。キュウリは皮をむき、縦半分にして種をスプーンで取り除き、斜め棒状に切る。
2.厚手の鍋にそら豆とインゲン、ズッキーニ(水にさらしたもの)を入れて、水、オリーブオイル、粗挽き唐辛子、粗塩を加え、フタをして弱火にかけ、15分蒸し煮にする。
3.キュウリを加えて粗塩をふり、全体をざっと混ぜ、フタをしてさらに8分蒸す。火を止めて、バターを加えて溶かす。
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3.甘夏ショウガのデザート
甘夏だけではなく、夏ミカンでも。新ショウガがいいアクセントになる。
〈材料〉2〜3人分
甘夏…1個
新ショウガ…大1かけ
きび砂糖…大さじ1と1/2
サワークリーム …100g
プレーンヨーグルト…30g
蜂蜜…小さじ2
〈作り方〉
1.甘夏は薄皮をむき、小房にする。新ショウガは皮をこそげ、みじん切りにする。ボウルに合わせてきび砂糖をふり、果汁が出てくるまで冷蔵庫でなじませておく。
2.サワークリームをボウルに入れて練り、プレーンヨーグルトを加えて混ぜ、蜂蜜を加えてよく混ぜ冷蔵庫で冷やす。
3.器に2を盛り、1を果汁ごとのせる。
常備したい”赤玉ねぎのマリネ”。先生のいち押しは、「アンチョビ、フレンチマスタードとマリネを混ぜて、ゆで卵にトッピング」。
渡辺有子先生
わたなべ・ゆうこ/東京都生まれ。料理家。スタジオ「FOOD FOR THOUGHT」にて、料理教室や食にまつわるイベントを開催。東京・代々木上原と西荻窪で、同名の器店をディレクション。作家ものの器や食まわりの商品を扱う。『料理と私』(晶文社)、『渡辺有子の家庭料理』(主婦と生活社)など著書多数。旬の素材を生かしたシンプルでおいしい料理に定評があり、いつまでも初心者気分でいつづける生徒・吉田直子にも、懇切丁寧に料理を教える。
吉田直子生徒
よしだ・なおこ/東京都生まれ。ライター。冠婚葬祭で使う小物とジュエリーのブランド〈シュオ〉のディレクター、ファッションブランドのプレスを務めるなど、フレキシブルに働く1 児の母。2019年、絵本『こっぷんとかっぷん』(絵・よこやまかんた/若芽舎)を刊行。2020年には蒼井優の著書『今日もかき氷【進化版】』(マガジンハウス)の編集を手がける。渡辺有子の料理教室で毎月記事をまとめているが、いまだに作るよりも食べることを好む。
photo : Wakana Baba text : Naoko Yoshida