日経平均高値更新からの翌月大暴落、こんな未来を誰が予想した!?

7月からすでに歴史的な酷暑といわれる2024年夏ですが、8月に入り暑さも本番。わが家の温度計は40度を超える日が続いております。

40代の私はもちろん、もうすぐ70代の私の母も「今までの夏で一番暑い」と言っていますから、よっぽどです。

こんな時は涼しい自宅で快適に株投資してサクサク儲けちゃおう~と思い株価チェックにいそしみますが、7月上旬は日経平均が連日高値更新、7/11には史上最高値の4万2000円台という、私のような永遠の初心者には手の届かない存在になっておりました。

今年に入って最高値が更新されるまでは、1989年の3万8915円が最高値だったんですから、ここ数年チョロっと投資をやっているような私からしたら、見たことない数字に震え上がるのみです。

ただここまで株価が上がったら後は下がるのみだと思い、その後訪れるであろう買い時を夢見て、お気に入り銘柄のチェックに励んでいたところ…。

8/2、「1987年のブラックマンデーに次ぐ史上2番目の下落幅」として2216円下落、3万6000円を割りました。

7/11の最高値から6000円も下がっている~!ひえぇ~!と逃亡するしかなかった翌営業日の8/5。

「ブラックマンデーを超えて史上最大4451円の下落幅」、そして終値3万1458円。7/11の最高値から1万円以上も下がっているという…ちょっと勘弁してくださいよ、日経平均さん。

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私はここで買えるのか、そもそも本当に買い時なのか!?落ちてくるナイフ、さあどうする?


投資の格言「落ちてくるナイフは掴むな!」
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これ、新NISAで株投資を始めた人たちの心が折れてしまわないか心配になります。

かくいう私はというと、アベノミクスからのコロナショックの方が実生活へのインパクトも大きかったことから、今回はいくらか落ち着いて見ていられます。永遠の初心者なりに、経験が身になっている部分もある訳です。

自分のポートフォリオにマイナスが並んでいても、「今は致し方なし!」とそっと画面を閉じればいいですしね。

逆に、手が出せなかったあの銘柄が私のところに落ちてきた!という喜びに変えることもできますし。

そう、もうずっと狙っている任天堂<7974>も、8/5の下げ幅は1308円、所有していたらと思うとチビってしまいそうですが、買い時かも!?と思うとワクワクしてきます。年初来高値は7/11の9170円ですからね、それが1カ月も経たずに年初来安値6520円って、フリーフォールのごとくみぞおちがヒュンってなります。

しかし「よし、じゃあ買おう!」となるかというと、そう簡単には動けないのが人の心理ってものでして。

この数年、ささやかながらも株投資生活をしてきてはっきりと分かったんです。人は、株価が上がっている時に「買おう!」と思うし、下がっている時に「売ろう!」と思うって。

投資心理の大前提と言われていますけど、もうそれが全てなんだなって。私もどんなに頭で分かっていたって、この歴史的大暴落を前にして「買おう!」とはなかなか思えないでいます。

「落ちてくるナイフをつかむな」という有名な投資格言にあるように、身をもってナイフの危険さを知ってしまったのもあるんでしょうね。こんな時は買えないし、不安から「狼狽売り」をする人の気持ちが痛いほど分かるようになりました。

ただ今の私には狼狽売りするほどの保有資産もないので、じっと耐えて、ナイフが落ち切って、傷つく恐れがなくなってから拾うタイミングを待ちたいと思います。