画像はイメージ(Flicker/ othree )
近年、観光大国としての人気を集めている日本。
浅草や京都など、日本文化を楽しめる観光地は特に外国人観光客で賑わっていますよね。
オーバーツーリズムによる地元民のストレスも議論に上がりつつある中で、実際どのようなトラブルがあるのでしょうか。
京都の錦市場で店員の接客態度に困惑
今回、ドイツ人の友人と京都の漬物屋を訪れた際に「嫌な体験をしてしまった」とXに投稿したのはゆきビアさん(@peko_germany)。
友人が興味を持ったべったら漬けに柚子が乗った漬物があったためお店に入ったところ、男性店員に「暑いから飛行機では持って帰れません」と門前払いされてしまったといいます。
理由を尋ねると、「暑いから。ホテルで食べるとかだったら良いんだけどねぇ」と助言はしてくれたものの、「大前提として最初に入店した時から何も言ってないのに決めつけて話しかけてくる感じが煩わしかった」とゆきビアさんは語ります。
さらに、試食可能と書いてあったため、試食をしたい旨を伝えたゆきビアさん。
男性店員は話を遮られたことで気を悪くしてしまったのか、「これは買う人の為に試食できるという意味なので買わない人には試食させられません」とこちらも拒否されてしまいました。
そこでゆきビアさんらはその場を後にし、向かい側の漬物屋に入店。女性店員から接客を受けました。
しかし、女性店員が漬物を用意しようとした瞬間、先程の店の男性店員がやってきて、ゆきビアさんらを指差しながら両腕でバツのジェスチャーをしたといいます。
それを見た女性店員はどうしたら良いかわからない様子だったため、ゆきビアさんらは早急に諦めて店から出たそうです。
その後については、「その他のお店では全く嫌な思いをしませんでした。むしろ行く先々でフレンドリーに話しかけてもらい良い思い出しかありません」と語っています。
この事件を受けて、ドイツ人の友人は、それまで日本の接客や出会う人々があまりにもニコニコでフレンドリーだったので、こういう人もいるんだとびっくりしていたといいます。
「どうしてこの様な結果になったのか、私が何を言ったのか、その場ですぐ聞かれて状況把握をしようとしてくれました。
特に日本や京都への印象が悪くなったと言うことはなく、どこの国にも変な人はいるね、という感想で終わりましたが、今でもなぜ追いかけて違う店でも接客を阻止しようとしたことは苦笑のネタという感じです」とゆきビアさんがコメントしました。
観光客への対応を改善するためにも、地元民のストレスをケアすることが求められていると言えます。
紅葉の季節が近づき、京都の客足はますます増えることが予想されますが、国や自治体の対策に注目したいですね。