5.見積書で見る|お風呂リフォームの費用内訳例
お風呂やユニットバスのリフォーム費用は、通常以下のような内訳で構成されています。
ユニットバスや在来浴槽の本体代金
工事費用
諸経費
この章では、それぞれどのような作業が発生し、相場としてどのくらいかかるのかを実際の見積もりを見ながらご紹介します。
以下の見積書は既存のユニットバスをミドルグレードのユニットバスへ交換する場合を想定した見積もりです。オプションなどはつけず、シンプルなリフォームを想定しています。
ユニットバスのリフォームでは、「商品代」と「工事費」が主にかかる費用です。
内訳に含まれる工事内容を簡単に以下の表で紹介します。
仮設工事費 |
搬入出、養生などにかかる費用 |
解体工事費 |
既存のユニットバスの解体にかかる費用 |
給排水管工事費 |
給排水設備のメンテナンスなどにかかる費用 |
電気ダクト工事費 |
照明配線や換気扇ダクトなどの工事にかかる費用 |
ユニットバス組立工事費 |
新たなユニットバスの組み立てにかかる費用 |
入り口枠・袖壁 |
お風呂のドアや壁などの補修にかかる費用 |
諸経費 |
現場管理費など |
不明点があれば必ず担当者に確認し、納得した状態でリフォーム依頼をするようにしましょう。
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6.お風呂リフォームの費用を抑える4つの方法
ここまで実際のお風呂のリフォーム事例や費用相場を確認してみて、「やりたいリフォームは見つかったけど費用が心配・・・」と思われた方もいるのではないでしょうか。
6章では、そんな悩みにお応えしてお風呂・浴室・ユニットバスリフォームの費用を抑える方法を4つご紹介します。
①オプションを厳選する
お風呂リフォームの費用を抑えるために、オプションは厳選して追加するようにしましょう。
テレビやミストサウナなど、あるといいかもと思ったオプションが結局使わずにつけただけになってしまうのはよくある失敗例です。
また、ひとつひとつのオプションも安価ではないため、欲しい機能を欲しいだけ追加してしまうと一気に追加費用がかさむ恐れもあります。
オプションを追加する際は本当に必要なものだけを選ぶことで、総費用を抑えることができます。
お風呂リフォームのオプション費用相場
お風呂リフォームでつけられるオプション内容と費用相場を以下の表にまとめました。
リフォームプランを練る際の参考にしてみてください。
浴室換気暖房乾燥機 | 3~4万円 |
残り湯利用機能 | 3~4万円 |
手すり(1本あたり) | 約1万円 |
3枚引き戸 | 7~9万円 |
浴室スピーカー | 5~6万円 |
浴室テレビ | 12~14万円 |
ジェットバス | 12~14万円 |
給湯器の交換 | 15~20万円 |
オプションの取り付けはユニットバスのリフォームと同時に行うのがおすすめです。
なぜならオプションの取り付けを単体で行うと、部品扱いとなり商品代が高くなるからです。また、工事費用も別途発生するためさらに金額が加算されてしまいますので注意してください。
②メーカーにはこだわらない
お風呂リフォームの費用を抑えるためには、メーカーにはこだわらないようにしましょう。
リフォーム会社は、お風呂をはじめとする住宅設備をTOTO、LIXIL、タカラスタンダードなど住宅設備メーカーから仕入れますが、仕入れの割引率はリフォーム会社によって違います。
リフォーム会社によって取り扱うメーカーが決まっていたり、複数のメーカーを取り扱っていても、施工実績に応じてその仕入れ割引率は異なるためです。
例えばLIXILを主に取り扱うリフォーム会社にTOTOの商品を入れてもらうように依頼すると、費用が割高になってしまいます。メーカーにこだわらなければ、そのリフォーム会社が得意とするメーカーの中で希望に沿う商品を提案してくれるため最安値でリフォームが可能です。
以下は、あるリフォーム会社にLIXILとTOTOの両方で見積もりを出してもらった一例です。
特定のメーカーの商品が気になっていたら、その商品のどの機能・デザインが気に入っているかを伝え、他のメーカーで同等な商品はないかをリフォーム会社に聞いてみるといいでしょう。
こだわりのメーカーや商品があれば、そのメーカーが得意なリフォーム会社を「」でお探しすることもできますのでお気軽にご相談ください。
③地元の水回りが得意なリフォーム会社に依頼する
リフォーム費用を抑えるには、地元の水回りリフォームが得意な会社に依頼するのも一つの手です。
地元のリフォーム会社は、専任の営業マンやデザイナーを置かず広告宣伝費もかけない事が多く、その分費用を抑えることが可能です。
地元のリフォーム会社・工務店は提案力や品質面でバラツキが大きいことも事実です。満足度の高いリフォームを実現させるには、業者の実力を見極めることが重要です。
④相見積もりをする
リフォームにかかる費用を抑えるには、相見積もりをしましょう。
相見積もりとは、複数のリフォーム会社に同じ条件で見積もり依頼をすることです。
相見積もりをとることで、リフォームにかかる費用を一括で比較でき、自分の希望するリフォームの適切な価格が分かるため、高額な費用での契約を防ぐことができます。
また、担当者の対応や工事の内容からもリフォーム会社を比較検討することが可能です。
見積もりは2〜3社に依頼するようにしましょう。
そのほか、以下の記事では格安でお風呂リフォームを成功させるための方法をより詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
格安・激安でお風呂(浴室)リフォームする11の方法【質を落とさず安くするには】