定期的に通う歯科検診で歯周ポケットが深くなったと指摘されました。年に2回のPMTC(歯石除去・歯面清掃)と毎日の歯磨きをしていたので、歯には自信があったので、聞いたときはショックでした。そして、歯周ポケットが深くなった理由を考え、対策をしっかりしようと思った体験談を紹介します。

歯の健康を大事にしてきた私



私の母が歯の健康について日ごろから意識をしていたため、大人になって実家を出た後も歯磨きや治療にとても関心がありました。歯磨きも毎日きちんとおこない、デンタルフロスやフッ素塗布もして私なりにしっかりと虫歯や歯周病予防をしてきました。

また、私が通院している近所のクリニックは予防医療を積極的におこなっていて、メンテナンスや口腔内の状況をチェックすることを推奨しています。そのおかげで「唾液の検査」「PMTC」といった保険対象外の検査を受けて、自分の口腔内に合った歯磨きの仕方や食事についてアドバイスしてもらっています。

初めのうちは保険対象外ということもあり、少し経済的に不安でしたが歯の健康は一生の健康と割り切って受けています。唾液の検査はこれまでに1回、PMTCは年に2回ほどなので、思ったより負担が少なく何年も続けてこられました。

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定期検診で歯周ポケットを指摘される



40歳になってから、これまでの定期健診のほかに歯周病チェックという項目が増え、受診するたびに診てもらっています。毎日の歯磨きとPMTCをしっかりと受けているのだから、歯周病にはならないだろうと思っていました。

そう思って5年間何事もなく定期健診を受けてきたある日、「歯周ポケットが4mmのところがあり歯周病になっています」と歯科衛生士さんから伝えられたのです。思わず「え?」と耳を疑ってしまいました。歯と歯茎の間の隙間である歯周ポケットは、1~3mmであれば問題ないとのことですが、4mm以上となると歯周病になるのだそうです。まさか、歯周ポケットが深くなったことを指摘されるとは……。とてもショックでした。

思い起こせば、歯周ポケットが深くなったと指摘された場所は、少しムズムズするなあとは思っていたのですが、そのまま気にせず歯茎のこともチェックしませんでした。

ちょうどこのころは体調が悪い時期で、日々の生活を送ることがやっとでした。そのため、歯磨きやお風呂はとても面倒に感じ、とりあえず磨いておこうといった具合で疎かになっていたと思います。体調不良の日が何カ月も続き、ついには歯周ポケットが深くなるまでいいかげんな歯磨きをしていたということになります。