観葉植物初心者におすすめのシェフレラ。本記事では選び方から適切な管理方法、病害虫の対策まで、初心者にもわかりやすく解説しています。また、お馴染みオザキフラワーパークの後藤さんセレクトのおすすめ品種6選で、きっとお気に入りのシェフレラがみつかるはず!

シェフレラってどんな観葉植物? 基本情報と特徴

シェフレラの基本プロフィール


その独特な葉の形状と美しい緑色が部屋のインテリアに自然な美しさを加える。

手のひらのような形の葉が可愛らしいシェフレラ。

どこかオリエンタルな雰囲気と気品ある姿は、どんなインテリアスタイルにもマッチし、モダンな部屋や、ナチュラルなインテリアに自然なアクセントを加えることができます。

シェフレラは育てやすさでも人気があります。
耐陰性があり、多少の光量不足にも耐えられるため、室内のさまざまな場所で育てることができます。

成長も早く、剪定を行うことで形を整えたり、挿し木によって新しい株を増やしたりすることができるので、育てる楽しみと増やす喜びを味わうことができます。

基本情報

学名:Heptapleurum arboricola(ヘプタプルーラム・アルボリコラ) , syn. Schefflera arboricola(異名.シェフレラ・アルボリコラ)

科属:ウコギ科(アラリア) フカノキ(ヘプタプルーラム)属

和名:シェフレラ、カポック(南米原産のカポックという樹木に葉が似ているため)、ヤドリフカノキ(宿り鱶の木)

原産地:台湾および中国南部。
原産地と気候を同じくする沖縄や奄美地方でも自生しており、これらの地方では鱶(ふか)の木(アサグラー)に着生して成長することが多いため、これがヤドリフカノキ(宿り鱶の木)という名が付いた由来とされている。

大きさ:8〜9mの高さに成長する。 

外見的特徴:自立した常緑低木だが、野生種はほかの木の幹に着生する場合もある。
葉は7〜9枚が放射状に伸びる。
樹形の大きさは品種によりまちまちだが、園芸品種としては小さめの葉が広がった高さ1m前後のものが人気。

シェフレラの見た目とインテリアとしての魅力

美しい葉と優雅な姿が魅力のシェフレラ。
光沢を帯びた葉は手のひらのように広がる形状が特徴的で、一枚一枚が独立して広がるため、軽やかでエレガントな印象を与えます。

特に、葉に黄色や白の斑が入るタイプは(写真下)インテリアをゴージャスに魅せる効果があるため、コレクション性も高く人気です。

シェフレラの茎はしなやかで、成長とともに木質化し、しっかりとした幹を形成します。

このため、大きく成長したシェフレラはまるで小さな木のような存在感を持ちますが、それでも室内に置くと葉の可愛らしさゆえに圧迫感を感じることはなく、空間を柔らかく包み込み、リラックスした雰囲気を演出します。


最初は緑色の茎が徐々に木質化していくのが分かる。

インテリアとしてのシェフレラの魅力は多様なスタイルに対応できるところ。
モダンなインテリアには、シンプルな鉢に植えられたシェフレラがマッチし、そのシンプルな美しさがクリーンで洗練された雰囲気を醸成します。

一方、ナチュラルなインテリアやボヘミアンスタイルの部屋には、自然素材の鉢やバスケットの鉢カバーに入れたシェフレラがマッチし、温かみを感じさせます。

また、シェフレラは高い天井のある部屋や広いリビングルームにも最適です。
この場合、8号以上の大鉢で育てれば、樹高1〜2mに育って伸び伸びと枝葉を広げるため、室内に瑞々しい空気をもたらしてくれます。

小さな部屋やデスク上でも、小型のシェフレラを置くことで緑のアクセントを加え、室内にナチュラルな雰囲気を取り入れることができます。

空間に生き生きとした生命力をもたらし、視覚的にも精神的にも心地よい環境を作り出すシェフレラ。その優雅な姿と手入れのしやすさから、多くの人々に愛され続けています。

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初心者におすすめのシェフレラの選び方

シェフレラは、多くの園芸店で取り扱われている人気の観葉植物です。
オザキフラワーパークのような大型店では、小さなものから巨大なものまで、豊富な種類の中から選ぶことができます。

シェフレラはおしゃれな枝ぶりのものが多いため、一目見た瞬間のインスピレーションを重視して直感で選ぶのもよいでしょう。

しかし、シェフレラは成長が早い植物ですので、あらかじめ置く場所の寸法を測っておくことをおすすめします。
あるいは、売り場で商品の寸法を測り、商品の写真を撮ってから入念に検討するのもよい方法です。