【瀬戸康史さんインタビュー】白ご飯が出ると"明太子が見える"レベルの福岡愛!「家では方言で話してます」

俳優・瀬戸康史さんにインタビューしてきました!福岡県生まれの瀬戸さんは、昨年から、出身地である嘉麻市の魅力・知名度アップや人口減少などの課題解決を図るプロジェクトのリーダーを務めています。今回は、そんな郷土愛にあふれる瀬戸さんに、イチ押しの地元グルメや地元の未来への想いなどを熱く語ってもらいました。リラックス時や得意料理のお話なども聞いてきましたよ!

【画像を見る】柔らかい表情に癒される♡瀬戸康史さん

――まさに今は「食欲の秋」ですね。秋の味覚で瀬戸さんが好きな食べ物は何ですか?

きのこですかね。おみそ汁に入れたりもしますが、もっと摂取できないかなと思って、自分できのこのオイルパスタを作ることもあります。

――調理のポイントはありますか?

焦らず弱火でじっくり焼くことですね。焦げ目が旨味になるって聞いたことがあるので、たっぷりのオリーブオイルでマイタケやしめじ、エリンギなどいろいろな種類のきのこを焼いて、茹でたパスタを加えてしょうゆで味つけをしたら完成。
簡単だけどめちゃくちゃおいしいんですよ。家族からも好評です。

ほかに秋の味覚では、さつまいもや栗、さんまも大好きです。
先日、高知に仕事で行ったときにさつまいも農家を取材する機会があって、そこでお芋のご飯を作ってくださったんです。切ったさつまいもを入れて普通に炊いて、塩昆布をかけるだけなんですけど、それが本当に衝撃的なおいしさでした。

あと季節とは関係ありませんが、バスクチーズケーキもたまに作ります。混ぜて焼くだけなので威張るほどではないんですけど(笑)。

白米に合うおかずといったら…ピリッと辛いアレ!

――以前、お米は地元・福岡産の『夢つくし』を食べているとおっしゃっていましたが、瀬戸さんが白米に合うと思うおかずは何でしょうか? 

辛子明太子ですね!福岡県の人はそう答える人が多いかもしれません。僕も炊き立ての白いご飯が出てきたら、乗ってないのに明太子が見えるくらいこの組み合わせが好きです(笑)。
義理の母が福岡に帰省したとき、お土産で「博多椒房庵」の“こばこシリーズ”という明太子商品を買って来てくれるんですけど、辛子入りと七味入りがおいしいんですよ。

『夢つくし』は、祖父が米を作っていたので送ってくれていたんですが、農家をやめてしまったので、今は8分ぐらいに精米した玄米に雑穀米を混ぜて食べてます。
それと毎朝、納豆は欠かせませんね。

――健康的な食事ですね!

体調を崩すと仕事に穴をあけて迷惑をかけてしまうので、免疫力を上げようと思って意識的に食べてます。気持ちの問題かもしれないけど、上がったような気がしています(笑)。

――瀬戸さんは福岡県嘉麻市出身ですが、嘉麻市に来たらこれは食べてほしい!というものはありますか?

嘉穂牛で作ったハンバーガーは絶品です!あと、白木牧場の「特別牛乳」は、めちゃくちゃ濃厚で、初めて飲んだとき「これは普通の牛乳じゃない!」と思いました。春夏秋冬で食べさせてる餌が違うので味も変わるらしいんです。

つい最近知ったんですが、ぼくの後輩で養蜂農園を一人でやっていらっしゃる方が地元にいまして、彼が作っている花の旨味が凝縮された「百花蜜」もオススメです。

嘉麻市の人にこそ地元を好きになってほしい

――自分を育ててくれた嘉麻市に恩返しがしたいと、‘23年から「SETO×KAMAプロジェクト」のプロジェクトリーダーをやっているそうですね。

「カマシカちゃん」というご当地キャラを作らせてもらいました。今は県外の方が嘉麻市に来たくなるようなスポットを作りたいんですよね。
それから、嘉麻市の人たちが嘉麻市で働きたいって思える市にしたくて。嘉麻市の人が嘉麻市を好きになってほしいという思いで、ぼくも貢献できたらと思っています。

――地元愛の強い瀬戸さんですが、つい方言が出たりすることはありませんか?

家では方言です。ナレーションの仕事をやらせていただくと、イントネーションがわからなくて困るときがあります(笑)。
プライベートでは方言を使うことで、仕事のスイッチのオンオフの切り替えができていいんですけどね。

――毎日、お忙しいと思いますが、リラックスできる時間はありますか?

休日は絵を描いたり、美術館へ行ったり、家族とドライブがてら公園に行ったりして、リフレッシュしています。
20代の頃は休みがあると不安でしたが、30代になって休むことも仕事だと思うようになりました。仕事は大好きなので忙しくてもストレスは感じませんが、好きなことをして気分転換をする時間もいいですよね。

――9月10日からは、堤真一さんとの二人芝居『A Number—数』が始まりますね。

二人芝居は、昨年出演した『笑の大学』で二度目なんです。幕が上がったら終演まで舞台に立ち続けなければいけないという緊張感はありますが、達成感がすごくあったので、今回も楽しみにしています。

ぼくはクローンを含む三人の息子役を一人三役で演じます。父親のソルターに愛され育てられた「クローン人間」とソルターに見放された「本当の息子」、医者がソルターに秘密で作った「クローン人間」という、顔は同じだけど性格がまったく違う三人です。どういう人生を送るかで、未来は変わるということを教えてくれる作品になっていると思います。
東京、大阪、福岡で上演しますので、観に来ていただけたらうれしいです!

※瀬戸康史さんのインタビューは、月刊誌『家の光』2024年10月号にも掲載されています。http://www.ienohikari.net/press/hikari/

PROFILE
せと・こうじ/1988年、福岡県生まれ。05年芸能界デビュー。
23年、嘉麻市の地方創生プロジェクト「SETO×KAMAプロジェクト」始動。
映画『スオミの話をしよう』(9月13日全国公開)に出演。

INFORMATION/舞台情報
「Bunkamura Production 2024/DISCOVER WORLD THEATRE vol.14」
『A Number-数』
『What If If Only-もしも もしせめて』

イギリスの劇作家キャリル・チャーチルの2作品をジョナサン・マンビィの演出で上演。
『A Number-数』は人間のクローンを作り出すことが可能になった近未来が舞台。バーナード(瀬戸)は自分がクローン人間だと知り、父のソルター(堤)に問いただす。そこへ……。
『What If If Only-もしも もしせめて』は大東駿介、浅野和之らが出演。

■【東京公演】9月10日(火)~9月29日(日)
世田谷パブリックシアター

■【大阪公演】10月4日(金)~10月7日(月)
森ノ宮ピロティホール

■【福岡公演】10月12日(土)~10月14日(月・祝)
キャナルシティ劇場