私は若いころから歯には自信がありました。20代のころに親知らずの抜歯をしたくらいで、歯医者さんのお世話になることは、50代後半まであまりありませんでした。ところが、気付いていないだけで加齢に伴い歯周病が進行してきており、大きな虫歯もあったのです。本当にショックでした!! 歯周病と虫歯の治療についての体験談を紹介します。

ある日突然、歯が欠けた



冷たい物を飲んだときや甘いものを食べたときに右上の奥歯がちょっとしみるなと思っていたのですが、当時はコロナ禍ということもあり歯医者さんに行くのをためらっていました。そのうち、しみる感じもなくなり、痛みが出てきたわけでもないので、そのまま半年くらい放置して過ごしておりました。

ところがある日、ハードなパンをかじったとき「がりっ」と音がしたので、固いパンだなと思いながら口の中に残った固い物を出してみたところ、なんと自分の歯でした。恐る恐る右上の奥歯を舌で触ってみると、歯が欠けており、とがった部分が舌で感じられました。

「えーっ、歯には自信があったのに」と思わず叫んでしまいました。

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歯医者を受診すると虫歯が6本も!



痛みはなかったのですが、歯が欠けてしまってうまくかみ合わなくなったことで食事のときうまくかめなくなったので、早速歯医者さんを予約し訪問しました。まずX線検査をしてもらい診断を受けたところ、「結構深い虫歯になっていますよ。神経まで届いているので、神経を抜いて治療していきましょう」とのこと。歯には自信のあった私は、そんなにひどくなっていたんだとがくぜんとしました。

それから麻酔をして残った部分を削ったり、虫歯によって空いてしまった穴の中をガリガリ削ったりする治療を受けました。その日は麻酔が切れた後、痛みが続きあまり物を食べられませんでした。幸い右上の奥歯は欠けた残りの部分に金属の被せ物をするだけで良いとのことで、保険内での治療で済みました。

ところが虫歯は欠けた右上の奥歯だけでなく、そのほかに5カ所もあり、その後も3カ月くらい通院が続きました。