画像はイメージ(Flicker/ Tomas Roggero )
日本でインバウンドに対する不満が増えている昨今、中国でも同様の課題が浮き彫りになっているようです。
中国のインフルエンサー「ヤーレン」さんが、日本人観光客が写真を撮るために、観光地を開放するべきではないと激怒しました。
中国人インフルエンサーが日本人観光客に激怒
これは、北京の名所である円明園を日本人観光客が訪れていた時のこと。
中国メディア「明鏡TV」の動画には、ヤーレンさんが日本人観光客に嫌悪感を示す様子が映っています。
通訳の男性が日本人の写真を撮っていると、ヤーレンさんは「中国人のくせに、日本人のために写真を撮る場所を与えるのか?」と激しく非難しました。
これに対して通訳の男性は、「どこの国の人でも問題ない」とヤーレンさんに落ち着くように言葉をかけています。
日本人観光客と通訳はその場を離れようとしましたが、ヤーレンさんは怒りが収まらず、追いかけて罵倒し始めました。
歴史的な問題を持ち出し、中国人の通訳を「裏切者」と呼んで非難をし続けるヤーレンさん。
堪えきれなくなった日本人男性が「警察を呼ぶ」とヤーレンさんに警告しましたが、ヤーレンさんの怒りは収まりません。
通訳の男性が通りかかった警備員に助けを求めるも、「日本人の入園は許可していない」とヤーレンさんの言い分に加担。
最終的に、この口論が収束することはありませんでした。
この出来事にネットでは、「愛国心を悪用するのは中国人のイメージを悪くする」などといった批判が上がっていました。
どこの国であっても、個人の尊厳は守られるべきですね。
出典:明镜电视