狭い部屋でも暮らしを楽しむには、アイデアのあるインテリアが必要です。「たためる」「重ねられる」「多機能である」「持ち運べる」という4つの特徴別に、家具と日用品20点をピックアップ。第3回目に紹介するアイテムは、たためる水切りラック、〈ルプループ〉の「ステンレス水切りラック」です。

たためるインテリア
厚さ3cmまで縮む、バネメーカー発水切りラック。

愛知県で自動車部品の金属曲げ加工、バネ製造を営んできた〈石川製作所〉が、その技術を生かして開発した〈ルプループ〉のステンレス水切りラック。端に付いた金具を外すだけで開き、閉じる際も金具を留めるだけと使い勝手はスムーズ。製品には継ぎ目がなく、食洗機も使用可。設置する床面が不安定でも置きやすく、アウトドアでも活躍する。[W140×D360×H95mm、折りたたみ時D30mm]各¥7,600(ルプループ/石川製作所 0561‒38‒3003)

photo:Isao Hashinoki(nomadica) styling:Mari Nagasaka

&Premium No. 130 LIVE SMALL & WELL / 小さな家に暮らす。

デメリットとも受け取られがちな「小さい、狭い」という条件は、見方を変え、工夫を凝らすことで、快適な暮らしをもたらすメリットになります。例えば、コンパクトな居住空間ゆえに、必要なものをきちんと見極められるようになる。また、何がどこにあるかが明快で手に届く範囲にあるというのは、とても気持ちのよいことです。そして生活全体の見通しがよくなると、やがて暮らしや生き方までが、すっきりとしていくように思いませんか。今号は「小さな住まい」に暮らすことについて考える一冊。限られたスペースに開放感をもたらす家を建てたり、賃貸の小さな部屋を自分らしく整えたり。コンパクトな暮らしをあえて選びたくなるような、楽しくて小さな住まいの実例集です。

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