奥に向かう通路の先にはタイルテラスとガーデンが


サイクルポートを通って庭に向かう通路。


60cm角のタイルを張ったタイルテラス。

カーポートを通って、奥へ進んでいくと、広いテラスに到着します。テラスは、60cm角のグレーのタイル張り。シンプルながらも、タイルの色ムラやテクスチャーに、洗練されたゴージャスな雰囲気が漂います。


立水栓のグレーチング(格子蓋)には、シルバーが輝くパンチングメタルを使用。

テラスの壁際に設置された立水栓。シルバーの蛇口とブラックポールを組み合わせた引き締まったデザインで、クールな印象を与えます。立水栓の足元にある水を流すグレーチングは、パンチングメタルが使用されています。パンチングメタルとは、アルミ、鉄、ステンレスなどの金属に、金型を使って孔開け加工を施したもの。もともとは建築材料で、階段の目隠しやフェンスなどに使われて、孔の形状や大きさも大小さまざまな種類から選ぶことができます。ステンレス製であれば水にもさびにくく、実用性もばっちり。耐久性やデザインの自由度が高く、スタイリッシュな穴あきのパンチングメタルをグレーチングに使うのはアイデアですね。

平滑なタイルテラスは、ホームパーティーなどで床面が汚れても、立水栓からホースを使って水を流せば、簡単に掃除できます。日差しによる経年劣化が少ないことも利点です。

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フェンスで囲まれた小さな庭の植栽と剪定のコツ


人工芝と高めの目隠しフェンスに囲まれた小さな庭。

タイルテラスの向こうは植栽スペース。周囲を囲む高さ1.8mほどの木調横板張りフェンスが、隣家からの目隠しになっています。芝生の緑が鮮やかですが、じつはここは、見栄えがよくメンテナンスが楽な人工芝を取り入れたガーデンです。

敷地のコーナー部分にはシマトネリコ、その隣にはオリーブが植栽されています。シマトネリコは常緑樹ですが、落葉樹のように小ぶりの葉を持つ、樹形がきれいな庭木。成長が早い植物なので、真夏以外ならいつでも剪定ができますが、寒さに弱いので、冬の剪定は避けたほうがよいでしょう。冬が終わった後の3月終わりから5月ぐらいの時期が最適です。

オリーブは、シンボルツリーとして最近はとても人気のある常緑樹です。樹形をきれいにするために、伸びた枝を途中で切り揃える「切り戻し剪定」をするのがおすすめです。切り戻し剪定をする際は、外向きに生えている芽のすぐ上で切るようにしましょう。こうすることで、枝が真上ではなく斜め横方向に伸び、樹形が整っていきます。メインの剪定に適した時期は2月中旬から3月です。5月から10月頃までは成長期なので、この時期の強い剪定は控えましょう。葉を減らすなどの軽い切り戻し剪定は一年中行うことができますが、切りすぎると樹形が乱れてきれいに見えなくなるので注意が必要です。