ここ数年の暑さは本当に異常だと感じています。一度外に出れば灼熱(しゃくねつ)地獄と言っても過言ではないほどの暑さ。外に出るのもひと苦労です。そんな暑さのせいで、あわや救急車を呼ばれるかもしれない事態に陥ってしまいました。
連日の暑さで疲労が蓄積
私が住んでいる県は避暑地として有名ですが、ここ数年当たり前のように連日30度を超え、35度を超える日も珍しくなくなってしまいました。都会から避暑に来る方々は「都会に比べると、同じ気温でもからっとしていてラクに感じる」「都会に比べて朝晩はそれでも温度が下がる」などと言いますが、ずっと住んでいる身としてはこの暑さはかなりのもの。日中の暑さが部屋にこもり、夜も連日寝苦しいです。
エアコンをつけて寝れば良いのでしょうが、私は昔からエアコンが苦手。エアコンをつけたまま寝てしまうと、数日頭痛が続くなど、あまり相性が良くありません。そのため、寝る前にエアコンをつけて部屋の温度を下げ、寝るときには切るようにしていますが、寝苦しくて起きてしまい、睡眠時間が短くなることもしばしば。
また、この時期はコンビニをはじめどこも冷房が効いていることが多く、入った瞬間は「涼しくて気持ち良い」と思っても、じきに寒くて仕方なくなってしまい、あまり長居ができないこともあります。屋外は暑くてたまらない、屋内は寒くてたまらない、と感じ、この時期はますます外出が億劫(おっくう)になっていました。
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ある日、スーパーで体調不良に
その日も外気温は35度を超えていました。自宅から30分ほど車に乗ってスーパーに到着。運の悪いことに、車の調子が悪く、エアコンの効きが悪くて、窓を開けて走行していた状況でした。車内はかろうじて日陰にはなっているものの、エアコンから涼しい風はほとんど出ておらず、外から入ってくる風が頼りという状態。暑くて少し汗をかきながら、やっと目的地に到着したのでした。
そのせいもあったのでしょう。車を停めて、いつものようにスーパーに入ったところで、突然体調不良に。スーパーの扉が開き、流れてきた冷風に「気持ち良いなぁ」と喜んだのもつかの間、キーンと耳鳴りがし、血の気が引く感じを受けました。けれど、貧血持ちの私にはどちらもよくあることだったので、あまり気にせず、支えになる壁を探そうとそのまま歩いていました。慣れた場所なので、迷わず壁側のほうに歩いて行ったのですが、一歩進むごとに視界が暗くなっていくような気がして……気が付いたら、私は床の上に倒れていました。
その後、駆け付けてくれた店員さん方が救急車を呼ぼうかという話になりましたが、意識がはっきりしていたこともあり、救急車ではなく家族を呼んでかかりつけの内科に連れて行ってもらいました。