医師に日記のことを打ち明けると…
日記上で考えを整理した結果、私は自らメンタルクリニックに足を運びました。専門医にかかって服薬し、早く良い状態の自分に戻るのが理にかなっていると思ったのです。
先生に日記を書くとポジティブになれると話すと、それは心にとってとても良いことだと言っていただきました。悩みや悲しみは考えているだけでは圧倒されるほど得体のしれない大きなものと認識しがちですが、心のままに書くことでそれらに輪郭を与えられるとのこと。形がわかれば、対処法について自然に考えることができてポジティブになれるし、実際の場面でも正しい行動を取れるようになるという説明でした。説明を聞いて「願いがかなう魔法のノート」の正体はこれかと深く納得したのです。
服薬を続けつつ、日記を書き続けて2年がたちました。一大決心をして転職し、在宅ワークで心穏やかに充実した仕事ができるようになりました。そろそろ薬を減らせそうです。日記には楽しい単語が増え、平和過ぎて書くことを忘れてしまう日もあるくらいです。
(広告の後にも続きます)
まとめ
心身ともに忙殺されていた時期に、心のもやもやを自由に日記に書くことにした私。日記を書くことは悩みや悲しみに輪郭を与え、その対処法を自然に浮き上がらせてくれるすてきな解決法でした。日記だけで、悲しみの原因がなくなるわけではありません。
しかし、自分で悩みを抱え込みがちな私には、大きな解放感を与えてくれるツールでした。すっかり日記を書くことが習慣となり、今後も楽しみながら続けていきたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/丹羽 かな
40代。童顔&早生まれで、若く見られがちだったが、40代に突入して一気に加齢が加速。今まで感じなかった不調が現れるたび、これが更年期?とおびえている。娘が1人。ストレス解消は猫を吸うこと。