スナック女子がその魅力を徹底解説!麻布十番のイマドキな一軒へ

長らく“おじさんの聖域”とされていたスナック。近年は若者の間で流行りつつあり、“ネオスナック”なる店も続々と誕生している。

個性あふれるお酒にフード、カラオケ、ママや他のゲストとの会話など、大人の楽しみが詰まった空間。

スナックを愛する女子ふたりが、麻布十番にあるイマドキな一軒へ潜入し、その魅力にとことん迫った!



スナック女子ふたりが、その魅力を徹底解説!



スナックをこよなく愛す昭和生まれライター・坂井と、Z世代で歌謡曲好きの新人編集者・鈴木が、港区のキラキラ女子やイケオジが集うと噂の『スナック サーティーエイト』へ。

イマドキスナックの魅力を徹底解説します!



お洒落過ぎる店内に目から鱗……イマドキスナックにいざ入店!



昭和レトロが若者の間でブームのいま、往年の「いわゆるスナック」の空間も「エモい」「逆に可愛い」とウケている。

ここ『スナック サーティーエイト』はそんなスナックが進化した“ネオ”な空間。

テーマカラーのオレンジを基調とした店内には、SAYAママのお父様が作ったサーフボードやお洒落なインテリアがあり、入った瞬間「可愛い!」と思うはず。

BGMには90年代J-POPが流れ、リアル世代を生きた坂井は早くもカラオケモードに!



個性あふれるメニューが楽しい



以前はウイスキーや焼酎のハウスボトルがメインの店が多かったが、近年ではアルコールやフードの充実した店も増えている。

ここでは、まず目に飛び込むのが、旬のフルーツを使った本格的なカクテルの数々。

シャンパンは15種類、キープボトルには入手困難な高級ウイスキーがずらり。

「このアッパー感、さすが十番……!!」と、圧倒される鈴木。

入口横の棚に並んだ、47都道府県のご当地レトルトカレー(¥1,200)は深夜メシとしても大人気。



ママの懐の深さに癒される



やはりスナックの魅力はなんといってもその人柄でゲストを惹き付ける「ママ」の存在。

明るく美人なSAYAママの人懐っこいキャラに魅了され、早々に「聞いてくださいよ~」と仕事の悩みを話し始める鈴木。

親身になって聞いてくれるママの優しさと、「山崎ハイボール」(¥1,600)の美味しさに、ますます鈴木がヒートアップ。ママとの会話を楽しみにくる女性客も多いのだとか。

「カップルで来るお客様も多いんですよ」というから驚きだ。



他客との触れ合いもまた一興



基本的にカウンターがメインの店が多く、他のお客さんとの会話が生まれることもしばしばで、そこが面白いところだったりも。

こちらのコの字型カウンターでは、隣や向かいのゲストと盛り上がって、常連客の奢りで「みんなで乾杯~!」なんて光景もおなじみなんだとか。

高級テキーラ「クラセアスール」や、ハーブが香る女性好みの沖縄産ハブ酒など、レアなお酒が振る舞われることも。

お酒好きのふたりには、なんたる幸せ空間♡



カラオケで皆との絆が深まる



カラオケはスナックの醍醐味。ママがムードを作り、手拍子したり他のお客さんと一緒に歌ったり……。店全体に一体感が生まれるのはスナックならでは。

ここでは高音質のマイクとスピーカーで臨場感たっぷりに歌える。

客層は30代から50代が多く、年齢層が限定されないから昭和の懐メロから令和の最新ヒット曲まで世代を超えて楽しめるのが魅力。

ちなみにSAYAママの十八番はMISIAの歌なんだそう。ぜひリクエストしてみては?



価格満足度の高さはお墨付き!



飲んで歌ってママと話して……レストランやバーよりできることが多いけれど、意外とリーズナブルなのがスナックのいいところ。

さて、こちらもドキドキのお会計……。場所柄ゆえ、さぞお高いのでは?と思いきや、なんとふたりで¥12,584!

ここはひとり1時間¥2,500で1ドリンク¥1,000前後だから、「自腹でも通えそう!」とリピートを確信する鈴木。

ハイレベルなネオスナックの楽しさに、すっかり魅了されたふたりなのでした。



潜入したのはこちら!

初心者にオススメのネオスナック『スナック サーティーエイト』



宮古島の会員制バー『THIRTY EIGHT』の2号店となる同店。

宮古島とハワイのサンセットやマンゴーをイメージしたオレンジ色の店内は、女性客や一見客も入りやすく、スナックデビューにも最適!



■店舗概要

店名:スナック サーティーエイト

住所:港区六本木6-17-6 PIA麻布十番Ⅲ 5F

TEL:03-6447-0583

営業時間:20:00~(L.O.25:30)

定休日:無休

席数:カウンター13席、テーブル8席



シチュエーション別!東京でおすすめのスナック3選!



コンビニより店舗数が多いと言われるスナック。それだけに、レトロを地で行く古参スナックからニュースタイルのネオスナックもあり、店の個性は十人十色。

目的に合わせて店を使い分け、大人なスナック遊びを楽しみたい!



1.男同士で行くなら…心安らぐ癒し系ママを求めて

『スナック コレカラ』@池尻大橋



洒脱な空間で若きママがもてなす、感度高き大人の憩いの場



昨年オープンした新顔ながら、近所に住むクリエイターや著名人などが早速常連に名を連ねる話題のネオスナック。

店のインスタグラムを見て訪れる一見客も多く、入りやすさと和やかなムードが人気だ。そんな雰囲気を作り上げているのが、カウンターに立つママの時信美玲さん。

弱冠26歳ながら、銀座のクラブで培った接客術で、同世代からおじさま世代まで守備範囲広くゲストを魅了している。

ウイスキーはオールドからマッカランまで、20種類をそろえるバー顔負けの充実ぶり!

長澤まさみ似の美人ママに癒されながら、男同士で気兼ねなく美酒に酔い、思いのままに歌う夜を過ごせる。



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【PRICE】

チャージ¥1,500(1時間)

【CUSTMER BASE】

20代~50代

男性の利用が多い

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■店舗概要

店名:スナック コレカラ

住所:目黒区東山3-4-10 Nビル 2F

TEL:03-5708-5353

営業時間:20:00~(L.O.25:00)

定休日:日曜

席数:カウンター12席、テーブル6席



2.女同士で行くなら…ベテランママととことん語りたい

『和風スナック 胡蝶』@渋谷



繁華街の深奥で、長年愛される名物ママの心地良さ



ワイワイ盛り上がる夜もあれば、しっぽり悩みを語る夜もあるのがスナックの懐の広さ。そんな語りたい気分の日は、『胡蝶』のまりこママを訪ねるべし。

渋谷・百軒店の雑居ビルにある同店は、立地から内装まで“THE昭和のスナック”を体現する一軒。

酸いも甘いも知る水商売歴36年のまりこママが、仕事の悩みから恋愛相談まで、優しく受け止めてくれる。

愛ある金言に元気付けられ、女性同士のゲストが多いというのも頷ける。

ひとしきり語ったあとは、古き良きスナックのムードに浸って懐メロを歌う、王道のスナックナイトを楽しんで。

ママと一緒に飲んで語って歌ってストレス発散!



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【PRICE】

ハウスボトル飲み放題¥5,000(時間無制限)

【CUSTMER BASE】

20代後半~40代

女性同士の利用も多い

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■店舗概要

店名:和風スナック 胡蝶

住所:渋谷区道玄坂2-16-19 都路ビル 2F

TEL:03-5489-2018

営業時間:18:00~(L.O.24:00)

定休日:日曜、祝日

席数:カウンター4席、テーブル9席



3.グループで行くなら…名物ママのエンタメスナックへ

『AVANTGARDE TOKYO』@新宿2丁目



遊び心溢れる仕掛けが詰まった2丁目の最終地点



仲間と大盛り上がりしたい夜は、ディープスポット・新宿2丁目にある『AVANTGARDE TOKYO』へ。

こちらは、ドラァグクイーンのアマゾネス・ダイアンさんがママを務める、ジェンダーレスなエンタメ空間。

ブラックライトに照らされた異世界の中、ダイアンママの歯に衣着せぬ軽快なトークをつまみにお酒やカラオケを楽しめる。

テーブルのベルを鳴らせばテキーラが届き、シャンパンのボトルが入ればママのホラ貝が響き渡り、あちこちから「乾杯!」という声が飛び交う賑やかな雰囲気に、お酒もどんどん進んでしまうはず。

店内全員で盛り上がる、非日常の刺激的な夜を体験あれ。



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【PRICE】

チャージ¥2,500(時間無制限)

【CUSTMER BASE】

20代~40代

複数人の利用が多い

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■店舗概要

店名:AVANTGARDE TOKYO

住所:新宿区新宿2-14-14 第三藤原ビル 4F

TEL:03-6380-0014

営業時間:20:00~(L.O.28:00)

定休日:月曜、火曜

席数:カウンター6席、テーブル15席



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