今年のハロウィン(Halloween)は10月31日(木)。秋の深まりとともにカラフルなハロウィン・ディスプレイが楽しい季節です。「横浜イングリッシュガーデン」では、9月14日(土)から「ハロウィン・ディスプレイ」がスタートします。また、10月25日(金)〜27日(日)の3日間限定で夜間イベント「ハロウィンナイト」も開催! 秋に色香を増すバラも咲き始めて、どこもかしこもフォトスポット満載です。季節の思い出を作りに出かけよう!
ハロウィンの起源を知ってお祭りを楽しもう
横浜イングリッシュガーデンのハロウィン・ディスプレイの様子(2023年)。
日本でも毎年恒例のイベントとなった10月31日のハロウィン(Halloween)は、キリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日、11月1日の「諸聖人の日」「万聖節」(All Hallo)の前夜祭(All Hallo Eve)。先祖の霊をお迎えするとともに悪霊を追い払い、秋の収穫を祝うというヨーロッパが発祥のお祭りです。日本では「仮装の日」というイメージがありますが、本来の意味は「秋の彼岸」に似ているかもしれませんね。
横浜イングリッシュガーデンのハロウィン・ディスプレイの様子(2024年)。
ハロウィンの起源は、古代ケルトのドルイド教で行われていた「サウィン祭」といわれています。古代ケルトの暦では新年を11月1日とし、前日にあたる10月31日の大晦日の夜に先祖の霊が帰ってくると信じられていました。ところが、悪霊も一緒にやって来て、収穫した作物に悪影響を与えたり、子どもをさらうなど悪事をはたらくといわれていたのです。そこで人間は、悪霊から身を守るために仮面を被ったり、仮装をして悪霊の仲間に扮し、魔除けの焚き火をしていたといわれます。これがハロウィンにお化けの仮装をする由来です。
(広告の後にも続きます)
ハロウィンに欠かせない「ジャック・オー・ランタン」とは
横浜イングリッシュガーデンのハロウィン・ディスプレイの様子(2024年)。
ハロウィンで欠かせないのがシンボルとして使われるカボチャ。目・口・鼻の形をくり抜いて中にキャンドルを灯してランタンに仕立てたものを「ジャック・オー・ランタン」と呼びますが、そのジャックとは、アイルランドの物語に登場する男性の名前です。
期間限定公開の、横浜イングリッシュガーデン「ハロウィンナイト」の様子(2023年)。
ジャックは生前、悪いことを繰り返し、魂を取ろうとやってきた悪魔さえも騙すような行為をしたことから、地獄に堕ちることすらできず、死後もランタンに火を灯して闇夜をさまよい続けたという物語に由来します。愉快で可愛い印象のオバケカボチャですが、そのじつ業の深い人間の姿だったというわけです。ジャックはいまだ闇夜をさまよい続けているのでしょうか…。
期間限定公開の、横浜イングリッシュガーデン「ハロウィンナイト」の様子(2023年)。