狭い部屋でも暮らしを楽しむには、アイデアのあるインテリアが必要です。「たためる」「重ねられる」「多機能である」「持ち運べる」という4つの特徴別に、家具と日用品20点をピックアップ。第7回目に紹介するアイテムは、重ねられるテーブル、〈カール・ ハンセン&サン〉の「CH004 ネスティングテーブル」です。
重ねられるインテリア
小さなスペースをぐっと豊かにしてくれるテーブル。
ハンス J. ウェグナーがデザインし、1952年に発表された「CH004 ネスティングテーブル」。重ねたときでも単体使用時でもバランスが取れるよう設計され、誕生から70年以上経た今もひと目で美しいと感じる形だ。テーブル同士の向きを変え、天板を半分だけ使うのも便利。[大サイズW520×D340×H480mm、オーク材オイル仕上げ]大中小の3台セット¥182,600(カール・ ハンセン&サン/カール・ハンセン&サン東京本店 03‒5413‒5421)
photo:Isao Hashinoki(nomadica) styling:Mari Nagasaka
&Premium No. 130 LIVE SMALL & WELL / 小さな家に暮らす。
デメリットとも受け取られがちな「小さい、狭い」という条件は、見方を変え、工夫を凝らすことで、快適な暮らしをもたらすメリットになります。例えば、コンパクトな居住空間ゆえに、必要なものをきちんと見極められるようになる。また、何がどこにあるかが明快で手に届く範囲にあるというのは、とても気持ちのよいことです。そして生活全体の見通しがよくなると、やがて暮らしや生き方までが、すっきりとしていくように思いませんか。今号は「小さな住まい」に暮らすことについて考える一冊。限られたスペースに開放感をもたらす家を建てたり、賃貸の小さな部屋を自分らしく整えたり。コンパクトな暮らしをあえて選びたくなるような、楽しくて小さな住まいの実例集です。
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