2.レモンポテト


ジャガイモは水から茹で、煮崩れ寸前くらいまでしっかり茹でる。


炒めた香味野菜、玉ネギ、スパイスの中で粉ふきイモにしながら粗塩を溶かす。
〈材料〉2〜3人分

ジャガイモ…2個 
玉ネギ…1/4個 
ニンニク…1かけ 
ショウガ…1かけ
ココナッツオイル…大さじ1 
クミンシード…小さじ1/2 
粗塩…適量 
レモン汁…大さじ1
〈作り方〉
1.ジャガイモは皮をむいて8等分に切ってから水にさらす。鍋に水(分量外)、ジャガイモを入れ、沸騰してから15分ほど軟らかくなるまで下茹でをして、ザルにあげる。

2.玉ネギ、ニンニク、ショウガをみじん切りに。

3.鍋にココナッツオイルを弱火で溶かし、ニンニク、ショウガ、玉ネギ、クミンシードを加えて焦げないように炒める。

4.ジャガイモを加えて全体を混ぜながら粉ふきの状態にし、粗塩を加えて溶かすようにしながら味を調える。レモン汁を加えてざっと混ぜ合わせる。

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3.白瓜とショウガのアチャール


ショウガは繊維に沿って細切りする。白瓜は皮と種を取ってパリパリの食感に。


白瓜とショウガは、ボウルの中でしばらく塩と馴染ませてから仕上げるとよい。
〈材料〉作りやすい分量

白瓜…1本 
ショウガ(新生姜)…大2かけ 
パクチー…1本 
粗塩…適量
レモン汁…大さじ1
〈作り方〉
1.白瓜は皮をむき、縦半分に切りスプーンで種を取って一口大に切る。ショウガは細切りにする。パクチーの葉は摘み、茎は小口切りにする。

2.ボウルに白瓜とショウガを入れ、粗塩をふってしばらく馴染ませる。

3.レモン汁、パクチーの茎を加えて全体を混ぜ、パクチーの葉を加える。


カレーに入れるコブミカンの葉には切れ目を。アチャールのパクチーは茎だけ小口切りに。こうした小さな手間がおいしさにつながる。

渡辺有子先生

わたなべ・ゆうこ/東京都生まれ。料理家。スタジオ「FOOD FOR THOUGHT」にて、料理教室や食にまつわるイベントを開催。東京・代々木上原と西荻窪で、同名の器店をディレクション。作家ものの器や食まわりの商品を扱う。『料理と私』(晶文社)、『渡辺有子の家庭料理』(主婦と生活社)など著書多数。旬の素材を生かしたシンプルでおいしい料理に定評があり、いつまでも初心者気分でいつづける生徒・吉田直子にも、懇切丁寧に料理を教える。

吉田直子生徒

よしだ・なおこ/東京都生まれ。ライター。冠婚葬祭で使う小物とジュエリーのブランド〈シュオ〉のディレクター、ファッションブランドのプレスを務めるなど、フレキシブルに働く1 児の母。2019年、絵本『こっぷんとかっぷん』(絵・よこやまかんた/若芽舎)を刊行。2020年には蒼井優の著書『今日もかき氷【進化版】』(マガジンハウス)の編集を手がける。渡辺有子の料理教室で毎月記事をまとめているが、いまだに作るよりも食べることを好む。

photo : Wakana Baba text : Naoko Yoshida