日本一のサボテン産地である愛知県春日井市。この街が、「サボテンのまち春日井」をテーマにサボテンで街おこしをしていると聞き、サボテン溺愛好家を自認する不肖編集部員Kが、日本で最もサボテンを愛する街を訪れ、グルメに、学びにと、そのサボテン愛を探りに行ってきました。お土産の抽選プレゼントもありますので、お見逃しなく!

はじめに

サボテンの産地、愛知県春日井市。
しかしそれをご存じの方は多くないのではないでしょうか。

私編集部員Kも中部地方でサボテン栽培が盛んなのは知っていましたが、愛知県春日井市がサボテンで街おこしをしているということはまったく知りませんでした。

そのユニークな試みを知った以上、そして私自身がサボテン溺愛好家を自認している以上、この目で事実を確かめてこなければ!
というわけで7月上旬、現地に行ってまいりました。

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春日井市ってどんなとこ?

愛知県春日井市は、名古屋市の北側に隣接している人口約30万人を擁する街。
名古屋へのアクセスが良好な場所であることから、名古屋のベッドタウンとされています。

都市空間と自然とがバランスよく調和したこの街は古くから農業が盛んで、特に桃や葡萄といったフルーツの産地として知られていますが、昭和初期から始まったサボテンの栽培は特に盛んで、現在では国内有数のサボテンの産地となっています。

また、春日井のサボテンは、タネから手間暇かけて作る高品質な「実生(みしょう)栽培サボテン」ということでも知られています。

それを象徴するかのように、春日井市役所庁舎の正門前のファサード(植え込み)にはサボテンの自生地を模したロックガーデンが設けられており、マニアも唸る立派なサボテンたちが来庁者を迎えてくれます。

また、サボテンだけでなく、春日井三山をはじめとした豊かな自然や、多くの埴輪や土器が出土した二子山古墳、国の重要文化財に指定されている密蔵院多宝塔や徳川家康にゆかりのある太清寺、縁結びと学業成就祈願の勝川大弘法、明治33年の建造当時のままの姿で現存し、毎年春と秋に一般公開されるJR中央本線旧線上の愛岐トンネル群など、歴史的な遺産も多い街として知られています。


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