「人生で初めて打ちのめされた」美人PR1年目のキャリア重視な日常とは?時に無力さも感じ…

有名大学のミスコン出場者は一様に才色兼備、華やかなオーラを放っている。

そんな彼女たちは社会に出て、どんな生活を送っているのだろうか?気になる質問をぶつけてみた。

今回は「ミス青山2023」ファイナリストの大木美空さんが登場。社会人1年目で奮闘する彼女に『マーサーブランチ ギンザテラス』でお話を伺った。

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撮影/楠本隆貴 取材・文/山口昭子

大木美空さん。東京都出身の24歳。青山学院大学国際政治経済学部を卒業。在学中に「ミス青山コンテスト2023」のファイナリストに選出される。

現在は広告代理店でPRコンサルタントとして仕事に携わり、キャリア女子を目指して奮闘中。身長170cm。よく行くエリアは丸の内、有楽町、日比谷。

美女が体験してきたグルメやデートエピソード【Q&A】!



Q.現在の職業は?



広告代理店でPRコンサルタントをしています。

まだ1年目で必死な毎日ですが、もともと人の心を動かせること、女性を応援できるような仕事がしたいと思って目指した業界でもあるので、それが少しずつ形にできているのかなと思うとやりがいを感じます。



Q.「女性を応援したい」と思うようになったのはなぜ?



私は中高生の頃、今より10kg以上太っていて周りの人からよくイジられていたんです。また学生のときに、女性というだけで働きづらい、生きづらいことがあるんだなと感じて。

女性がもっと輝けるように、働きやすいように、少しでもサポートできるお仕事ができたらいいなと考えるようになりました。



Q.今の体形はダイエットをして手に入れた?



高校3年生のとき、思いきってダイエットして痩せました。

私は170cmと身長があるので、洋服のサイズが大きいのは当たり前だと思っていたんです。でもいろいろなファッション誌を読むようになってモデルさんの体重を見たときに、自分との違いに驚愕したことがきっかけです。



Q.当時は何ダイエットをしたんですか?



食事の質を変えました。それまでに食べないダイエットはしていたんですが、絶対にリバウンドするし、肌もボロボロになる。また私は食べることも大好きだから、食事を減らすのは向いていないなと思って。

カロリーを落とすのでなく、脂質や糖質を控えてタンパク質を中心にとり、おやつをやめて、きちんと睡眠をとるように切り替えました。

運動は苦手なので駅ではエスカレーターを使わず階段にしたり、2駅分歩いてみたり。そういう“チリツモ”で1年かけて痩せましたね。



Q.痩せてから、周りの人からの見られ方は変わった?



大きく変わりました。昔はよくバカにされていたんですが、そういう人からも「可愛くなったね」と言われたり。街中で声をかけられることも増えるようになって。

嬉しかったのと同時に「結局人は見た目で判断されるんだな」と少しショックでもありましたね。人の対応って見た目でこんなに違うんだなって。でも、もう開き直って武器にするしかないなと思いました。

Q.ミスコンに出場したきっかけは?



大学4年生のときに、声をかけていただだいたことがきっかけです。その時点で私は就活を終えていて、残りの学生期間をどう過ごそうかなという状況で。

私はコロナ禍で入学していたこともあり、大学時代に何かを成し遂げた経験もなかったので、せっかくの機会だから挑戦してみようと。「落ちてもともと」というテンションで参加しました。



Q.ミスコンに出場して変化はありましたか?



自分を客観視できるようになりました。いい意味でも悪い意味でも、自分は大したことないなと思えるようになったというか。

私、ちょっと完璧主義なところがあって、自分に求めるハードルがすごく高かったんです。でもミスコンでいろいろな人と出会って、たくさんの経験をして、完璧じゃない自分を許せるようになった。

それこそ今でも応援してくださる方がいて、周囲のサポートも自信につながりました。



Q.ミスコンに出場したメリット、デメリットは何ですか?



メリットは多くの方々に出会えること。特に今のPR・広告の仕事と親和性のある経験ができたことです。

大学時代はほとんどSNSをやっていなかったのですが、ミスコンでがっつりと向き合って。その経験が今の業界で役立っているなと感じます。

デメリットはプライベートに制限がかかることですね。



Q.20代のうちにやりたいことは?



仕事で結果を残すこと。PR・広告業界の仕事は何千万もの人の行動に影響をもたらす仕事ができるので、自分の仕事でそういう結果を残したいです。

具体的にいうと、テレビで大きな企画を取るとかになっていくのかなと思うのですが、私の仕事で人の行動や心を動かせたらいいなと思いながら日々、取り組んでいます。

Q.今までの人生で一番刺激を受けた人物は?



佐藤マクニッシュ怜子さん。私はいつか起業したいという夢があり、それも大学生で起業された怜子さんの影響が大きいです。

3つ上の兄のこともずっと尊敬しています。その兄に「社会で活躍する人は、最初の3年間死ぬほど仕事をして経験を積んだ人なんだよ」と言われたのが、私はとても印象に残っていて。

だから社会人のスタートは大手で働きたかったし、入社したら仕事一筋の生活をしようと決めていました。



Q.仕事をする上でのモチベーションは?



1人でも多くの方にいいものを広め、幸せにしたいという思いです。

プライベートでは、いつか可愛いママになりたいというのが目標です。クラス参観に行って「あのママめっちゃ可愛いよね」と子どもたちに言われるようになりたいです(笑)。

私は母に何不自由なく育ててもらったので、自分の子どもにも同じように接したい。そう考えたときに、自由に働き、自由に時間を使いたいと思ったんです。

人生と仕事の目標を考えた上で、起業することが一番のモチベーションになっています。

Q.結婚願望はありますか?



あります。漠然とした目標は26~27歳ぐらい。高校生のときは24歳までに結婚したいと思っていたんですけど、もう過ぎちゃいました(笑)。

でも今は仕事も楽しく、結婚どころじゃないので難しいです…!



Q.社会人になってから大変だったことや、挫折したことは?



毎日です。自分の無力さを感じて打ちのめされています。

大学4年間を振り返ると、自分が“できないこと”を知る経験は少なかった。私は器用貧乏なところがあって何事もある程度はできたんです。

でも今の仕事ではうまくできないこと、なかなか結果が出せないことの繰り返し。「私にはこんな発想ないな」とか、答えのない迷路に毎日潜り込んでいます。

例えば電話をするにしても、相手はみなさん忙しいから突っぱねられることもある。そこで自分が無力だからうまく話せなくて、時間を取らせてしまって申し訳ないと思いつつも、業務だから電話をかけなければいけない。そういうもどかしさは毎日感じますし、人生で初めて打ちのめされています。

仕事自体は楽しいのでやる気はありますが、電話のボタンを押すのにも指が震えて、毎日1回は落ち込みます。



Q.では、人生の中で足りていないと感じるものは何?



経験。何をするにも経験が足りないなと感じます。



Q.充実した人生を送るために一番必要なものは?



タフさと、人とのつながり。仕事で経験を積むにしてもタフさが必要だし、仕事を円滑に進める上で何が必要かと考えたときに、人脈も大切だなと思っていて。

学生のころは内弁慶で、やるべきことが終わったら家に帰って寝たいっていうタイプだったんです。でも最近はプライベートでも、同級生に「この分野に詳しい人を紹介してほしい」と自分から声をかけたり、何かイベントがあったら積極的に出向いて名刺を配り歩いています(笑)。

イベントは写真を撮るというより人とのつながりを作る場。そうやって人脈を広げることでいろいろな考え方も学べるので、人生を豊かにするために必要なのかなと思います。



Q.パワフルに見えますが、自分の性格を自己分析するとどんな人?



強がりな甘えん坊。私はキャリア志向なところがあるので、1人で生きていけそうと思われてしまうことが多いですが、根は甘えたがりです。幼いころからお兄ちゃんが大好きで、兄や家族にずっと甘えて育ってきました。

弁護士をしている兄のことは今も大好きで、だから私、理想がすごく高いんですよ。兄のせいで理想が高くなっちゃったのが悩みです(笑)。

Q.よく行くレストランは?



『チャオバンブー』。原宿に系列店が3店舗あり「安いうまい」がそろったお店。ローカルの屋台のような雰囲気で、お気に入りです。

私はパクチーが苦手だったんですが、そこで食べてから克服しました!お気に入りはトムヤムクン麺。



Q.デートにおすすめのレストランは?



「コレド室町2」にある『ラ・ボンヌ・ターブル』。

お洒落なフレンチレストランですが、カジュアルに楽しめるので家族でも行きます。

Q.今日のお食事はどうでしたか?



ステーキがとても美味しかったです!マグロのタルタルも美味しくて満たされました♡

Q.人生最大のモテ期はいつ?



ミスコンに出場したとき。疎遠になっていた人や、昔の友人などたくさんの異性からデートに誘われ、元カレから連絡をもらったこともありました。

今は「会社の先輩が一緒に飲みたいから来てくれない?」と誘われることもありますが……。

でもそれは私と飲みたいのではなく“ミスコンの女の子”と飲みたいだけだよねと思い、あまり行かないです。だからいいモテ方ではないですね。



Q.これまでのデートで一番贅沢だったデートは?



誕生日にクルーズに連れていってもらったことです。

私は9月2日生まれなのですごく暑かったんですが(笑)、準備してくれた気持ちが嬉しかったです。



Q.異性の好きなタイプ、苦手なタイプは?



物理的にも精神的にも包容力のある人、シンプルな服装が似合う人が好きです。見た目は鈴木亮平さんがどタイプです。私は基本、男の人の前では強くいたいタイプなのですが「この人になら弱みを見せられるかも」と思ったら好きになりますね。

苦手なタイプは自信過剰な人、派手に着飾っている人。アクセサリーじゃらじゃらとかは苦手です。



Q.男性にされて嬉しかったこと、嫌だったことは?



嬉しかったことは、とても疲れて彼の家に帰ったら大好きな『キルフェボン』のケーキを買っておいてくれたことや、落ち込んで泣きながら電話をかけたらすぐに車で迎えに来てくれてドライブに連れていってくれたこと。

嫌だったのは、初めて2人で会って食事をしたときに酔っ払われて抱きつかれたこと。



Q.今日のアクセサリーは?



右手薬指のリングはノーブランドですがお気に入りです。

キャラクターが好きで、トップ画にはNewJeansとパワパフちゃんコラボのイラストを入れています。



Q.バッグの中身は?



香水は日によって変えていて、今日は「ミス ディオール」のブルーミングブーケ(❶)を選びました。キールズの「マルチバーム スティックUF」(❷)は乾燥したときや、メイクがよれたときのお助けアイテム。

カネボウのリップ「ルージュスターヴァイブラント」V03(❸)は最近の大ヒット!落ちにくい、乾燥しない、唯一無二のむちっと感が出せます。

パウダーはエレガンスの「ラ プードル」(➍)です。これは持ち歩き用で“エレガンスでメイク直しする私”っていう、それだけで気分が上がります♡



美女をお連れしたお店はこちら!

『マーサーブランチ ギンザテラス』@銀座



銀座一丁目駅すぐの「キラリトギンザ」4階に位置し、中央通りを見下ろすバルコニーテラスを併設したレストラン『マーサーブランチ ギンザテラス』。

昼は特製ブリオッシュを使用したフレンチトーストなどボリューム満点のNYスタイルブランチ、夜は多国籍な料理を“MERCER STYLE”でアレンジしたNYイタリアンが味わえる。

週末やディナーはもちろん、平日でもゆったりとシャンパンやカクテルを楽しみながら食事をする。そんな海外のブランチシーンのようなライフスタイルを提案する。

しっとりと火入れされた赤身肉はジューシーで柔らか。がっつりいくならやっぱり肉!

ディルの香りがきいたタルタルは、残暑が残る今の時季でもさっぱりといただける人気メニューだ。

銀座のメインストリートに臨み、シャンパンを片手にソファで寛ぐ。そんなご褒美時間を過ごしたい。

■店舗概要

店名:マーサーブランチ ギンザテラス

住所:中央区銀座1ー8ー19 キラリトギンザ 4F

TEL:03-3562-9551

定休日:無休(ビルの休館日による)



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