狭い部屋でも暮らしを楽しむには、アイデアのあるインテリアが必要です。「たためる」「重ねられる」「多機能である」「持ち運べる」という4つの特徴別に、家具と日用品20点をピックアップ。第8回目に紹介するアイテムは、重ねられるバッグ、〈BDCIデザインスタジオ〉の「カルツォーネ」です。

重ねられるインテリア
収納するものを考えるのが楽しい、多用途なバッグ。

ソウルを拠点とする〈BDCIデザインスタジオ〉が手がけたシリコーン製の円形バッグ「カルツォーネ」は、中身の透けるポップなカラーリングで、入れ子式に重ねた姿がスタイリッシュ。普段のポーチや旅行のパッキングにはもちろん、食洗機や電子レンジ、冷凍庫などもOKのため、食品を保管するのにも使える。S[∅173mm]各¥2,750、M[∅233mm]¥4,180、L[∅303mm] ¥5,500(BDCIデザインスタジオ/タスヤード 03‒3470‒3940)

photo:Isao Hashinoki(nomadica) styling:Mari Nagasaka

&Premium No. 130 LIVE SMALL & WELL / 小さな家に暮らす。

デメリットとも受け取られがちな「小さい、狭い」という条件は、見方を変え、工夫を凝らすことで、快適な暮らしをもたらすメリットになります。例えば、コンパクトな居住空間ゆえに、必要なものをきちんと見極められるようになる。また、何がどこにあるかが明快で手に届く範囲にあるというのは、とても気持ちのよいことです。そして生活全体の見通しがよくなると、やがて暮らしや生き方までが、すっきりとしていくように思いませんか。今号は「小さな住まい」に暮らすことについて考える一冊。限られたスペースに開放感をもたらす家を建てたり、賃貸の小さな部屋を自分らしく整えたり。コンパクトな暮らしをあえて選びたくなるような、楽しくて小さな住まいの実例集です。

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