あるとき、写真に写った自分に驚きました。おでこ上部の分け目の辺りだけ髪が薄くなり、地肌が白く見えていたからです。「えっ! 分け目が薄毛? ハゲている?」と思い、すぐさま鏡で確認してみました。光の反射でたまたまそう写ってしまっただけかも……とも思いましたが、どう確認しても他の部分よりも地肌が見えているのです。40代にしてもう薄毛! しかも女性なのに!と焦りました。

気のせいではない薄毛の現実

最近、シャンプーをするときや洗った髪を乾かすとき、ブラッシングしたときなど、排水溝や床にたくさんの髪の毛が落ちているなぁと感じていました。床に落ちた髪を集めるとそこそこの量で、季節の変わり目だからかなと、抜け毛に対する不安を感じつつも見て見ぬふりをしてきました。

しかしあるとき、写真に写った自分の分け目付近の地肌の見え方に衝撃を受けました。おでこ上部の分け目だけが、明らかに地肌が見え過ぎているのです。恥ずかしさのあまり、思わずその写真の地肌部分を黒で塗りつぶして、髪の毛があるように加工してしまうほどでした。他の箇所は特に目立った薄毛はなく、逆にそこだけが目立っても見えました。人から一番見られる前髪部分の分け目です。「もうこれ以上、薄毛から目を背けられない。これ以上薄毛がひどくなるのは嫌だ」と心底思いました。

地肌が見える薄毛は老けた印象を与え、どれだけトレンドを意識したおしゃれをしても若くは見えないと思います。かえって変に若作りしても見えるのも嫌です。どうして分け目だけが薄毛になるのだろうと疑問に思った私は、すぐさまネットで調べてみることにしました。

(広告の後にも続きます)

なぜ分け目だけが薄毛になるかを調べてみた

ネットで調べると、驚くような内容が記載されていました。それは、「分け目の薄毛は、いつも同じ位置に分け目を作ることでも起こりやすくなる」ということです。たしかに私はいつも同じ位置で分け目を作っていました。美容師さんから「分け目は時々変えてあげると良いですよ」と言われたこともありました。とはいえ、私が美容師さんのアドバイスを受け入れるのはそのときだけ。せっかく分け目を変えてもらっても、数日後にはいつもの分け目に戻していたのでした。そのせいで、今ではかなりクセの強い分け目ができ上がっている状態でした。

さらに調べてみると、「いつも固定の分け目を作り、髪を結ぶ習慣のある人は、髪が引っ張られる力で薄毛が広がることがあります」とも書かれていました。髪を結うことで力が加わり、血行不良になりやすく、薄毛症状になりやすいそうなのです。

この記載を読んでがく然としました。なぜなら、私は同じ分け目だけでなく、後ろ髪を結っていたからです。自ら薄毛になろうとする自分の行動に、ヒヤッとすると同時に、今度こそ本気で分け目を変えようと決意しました。