インプラントか、ブリッジか究極の選択



先生から「抜歯の日はいつにしますか」と聞かれて日程の調整をしながら、その先に待っている選択肢についても説明を受けました。インプラントにするか、ブリッジにするか。どちらも一長一短だと感じました。

インプラントは周りの歯を削る必要がなく、適合の良い素材を使用するため炎症などが起こりにくいけれど、高額治療です。一歯だけでトータル50万円と言われて帰りたくなりました。また手術になるため、翌日は痛くて仕事にならなかったとか、まれにしびれが残る症例もあるなどと小耳に挟んでいたので、そんな心配もありました。

一方、ブリッジは周囲の健康な歯を削らなくてはならないし、今までと同じ素材の詰め物をする場合、金額もそこそこかかるというのです。ブリッジは固定式の義歯だと説明を受けながら、ますます迷ってしまいました。

迷っている私に、先生がさりげなくひと言。「要は未来への投資ですよね。『まだまだ』と思うか、『もう』と捉えるか」。同世代の先生だけに、実感がこもっています。たしかに若いけれど、疲れが見え始める世代。何事も無理はしたくないけれど、投資は必要です。結局その場で決められず、よく考えて返事をすることにしました。

そして、自宅に持ち帰って未来への投資について考えました。先生がつぶやいた「まだ」と「もう」。結局私は、「まだ」を選びました。インプラントは高額ですが、メンテナンスしやすいという点と適合性が良いという点から、ブリッジよりはトラブルが少なく長持ちするはずと考えたからです。

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まとめ

インプラント治療を選択して、現在は1カ月以内の手術を目標に仕事の調整を始めているところです。クリーニングもしやすいでしょうし、周りの健康な歯も守れます。今回は妥協しないで、かみ合わせもしっかり診てもらおう。そんなことを考えながら、準備を続けています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)
川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

著者/木村 みう
50代。閉経を迎えた更年期ママ。泣く、怒る、時々笑う。喜怒哀楽の激しさに拍車がかかる日々。思春期の娘VS更年期の母という戦いに明け暮れている。パパと息子の男性陣は戦々恐々。地雷があちこちに埋まっているファミリー。家族は夫、1男1女の4人家族。