キントラノオの栽培環境
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日当たり・置き場所
【日当たり/屋外】キントラノオは日光を好むため、春から秋にかけては戸外の日当たりのよい場所で管理しましょう。日陰でも育てられますが、花付きが悪くなることがあります。ただし、夏は直射日光が当たる場所では水切れを起こしやすいため、半日陰に移動するか遮光をすると安心です。
【日当たり/屋内】寒さに弱いため、冬は室内の日当たりのよい場所で管理するとよいでしょう。
【置き場所】寒冷地では冬に室内に取り込めるよう、鉢植えでの栽培のほうが管理しやすいです。暖地では地植えにもできますが、なるべく夏に直射日光が当たらないところを選びましょう。
耐寒性・耐暑性
耐寒温度は-3℃程度で、霜の降りにくい暖地では屋外でも越冬できます。気温が下がると葉が落ち、霜に当たると地上部が枯れ込みますが、根が枯れていなければ、春にまた新芽が伸びてきます。冬越し中は乾燥気味に管理しましょう。
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キントラノオの育て方のポイント6つ
用土
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キントラノオは水はけのよい酸性土壌を好みます。用土は一般的な市販の培養土や、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜたものを使います。
水やり
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地植えの場合は、根づいてしまえば基本的に不要です。非常に乾燥して葉がしおれるときのみ水やりを行います。鉢植えの場合は、土が乾いたら水やりをします。真夏は乾燥しやすいので、水切れに注意しましょう。冬は水やりを控え、乾燥気味に管理します。
肥料
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肥料は、植え付け時には緩効性肥料を与えます。その後は春と秋に化成肥料を施すか、生育期に2週間に1回のペースで液体肥料を与えます。
注意する病害虫
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キントラノオには注意すべき病害虫は特にありません。
キントラノオの詳しい育て方
苗の選び方
キントラノオの苗を選ぶ際は、株元がぐらついたものは避け、葉の色艶がよく茎が締まって丈夫なものを選びましょう。
植え付け・植え替え
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植え付けや植え替えの適期は4~5月です。地植えの場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて水はけをよくしておきましょう。鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えを行います。その際、土を1/3ほど落とし、地上部も刈りこんで、同じ大きさか一回り大きな鉢に植え替えます。
日常のお手入れ
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枝が伸びて樹形が乱れていたら、剪定して整えます。剪定はいつでもできますが、花芽を確認できる開花の前にするか、開花後に行うと花を落とさずにすみます。特に、開花後に剪定すると、脇芽が発生して花付きがよくなるのでおすすめです。また、樹高をあまり高くしたくないときは株元から20cmほどまで切り戻しましょう。
夏越し・冬越し
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夏の直射日光に当たると乾燥により弱りやすいため、夏は半日陰に置くか遮光するようにしましょう。
キントラノオの耐寒温度はおよそ-3℃です。寒冷地では鉢植えにして、冬は室内に取り込んで日当たりのよいところで管理するとよいでしょう。暖地であれば戸外で冬越しますが、北風の当たらない場所を選びます。寒さで紅葉した後に葉が落ちることがありますが、冬に落葉しても根まで枯れていなければ春に新芽が伸びてきます。冬の間は水やりを控えめに管理しましょう。
増やし方
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キントラノオは挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は4~5月です。
挿し木の方法は次の通りです。2〜3節分で枝を切った挿し穂を用意し、下方についている葉を取り除いたら、水の入ったコップなどに活けて充分に水揚げします。その後、しっかり湿らせた清潔な挿し木用土に挿し、乾かさないように管理します。発根したら鉢や庭に植えましょう。
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キントラノオで夏~秋の庭を明るく元気に
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キントラノオは丈夫で育てやすく、背丈も剪定すれば大きくならないので初心者の方にも取り入れやすい花木です。黄色の小さな花はさまざまな雰囲気の庭に合わせやすく、和風の庭にも洋風の庭にもおすすめ。夏に明るい色の花を咲かせるキントラノオを庭で育ててみてはいかがでしょうか?
Credit
文 / 3and garden
スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。