ウォールに隠された窓前ガーデン
デザインウォールの裏手に広がるすっきりした庭。
石目調タイルのデザインウォールの裏側に回ると、コンパクトな庭がありました。こちらは雑草の心配や水やりがいらない、ローメンテナンスな人工芝を取り入れたガーデンです。
門袖の後ろには黒い木箱が据えられていますが、こちらはなんと、ゴミの個別収集用ボックス。傷みにくいハードウッドを使い、マットなペイントで仕上げたハンドメイド品です。ハードウッドとは、赤道付近に分布する広葉樹の木材で、繊維が密になっているため硬くて重量があり、虫害や腐食に強く丈夫なのが特徴。シックなブラックの中に輝く蝶番や取手、止め金具のシルバーが、さりげなくエレガントさを感じさせるアイテムです。
ゴミをおしゃれに隠すハンドメイドのボックス。
メンテナンスが楽な窓前ガーデン。
窓前のローメンテナンスガーデンには、ツリバナが植栽されています。ツリバナは日本に自生している在来種で、環境になじみ手を掛けなくても育てやすい庭木です。ツリバナという名前の由来は、5月から6月の開花期に、枝から吊り下げられたように小さな花がたくさん咲くことから。9月から11月には赤い実がなり、紅葉とともに秋の風情を楽しむことができます。
秋に実る真っ赤な可愛らしいツリバナの実。
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ヨーロピアンな門袖まわりと玄関アプローチ
サイコロ状の形状のピンコロタイルを敷いたアプローチ。
もう一方の門袖は、ポストや表札などの機能を持たせています。この門袖の後ろは、玄関へと続くアプローチになっています。舗装のピンコロタイルはヨーロピアンな石畳風で、自然な目地が柔和な雰囲気。それをブラックの門扉で引き締め、高級感を出しています。
タイルやエレガントな飾りでヨーロピアン風の演出。
門扉をくぐり、玄関に向かうアプローチは、施主様の希望でアールヌーボー調のデコレーションが施され、まるでパリの地下鉄の出入り口のよう。舗装のピンコロタイルがよく似合います。
玄関上のアールヌーボー調デコレーション。