夜景が生きるデザインウォールとアプローチ


夜の玄関アプローチ。


デザインウォールを優しく照らすライティング。

夜景もご覧のようにとてもおしゃれな雰囲気。デザインウォールは中央に開けられた細長い窓から室内の灯りが漏れ、合わせて花壇に設えた間接照明が植物のシルエットを浮かび上がらせスタイリッシュ。玄関アプローチは電球で足元を明るく照らし、街灯に照らされたヨーロッパの街角のような雰囲気に。

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ライティングは幻想的な世界を演出できる手法

ライティングは、一般には防犯を目的とすることが多いと思いますが、幻想的な夜景を演出する効果もあります。夜道の歩行者や家族が帰宅するときの安心感など、夜景のライティングは心にも作用します。

ライティングには、電球で直接照らす方法もあれば、間接照明で植栽に優しく光を当てる方法もあります。間接照明とは、照明器具の光を壁や天井などに反射させ、間接的に光を当てる方法です。光源が直接見えないので、まぶしさを抑えるとともに、照らされる壁面の素材感の陰影を際立たせたり、空間を柔らかな雰囲気にしたりするなどの演出ができます。

家主が我が家の家の外観を見るのは、夜景のことも多いので、ぜひ照明にもこだわってエクステリアデザインを考えてみてはいかがでしょうか。

設計施工:ヘブンズガーデン 柿崎浩司

Credit

写真&文 / 松下高弘
– エムデザインファクトリー主宰 –


まつした・たかひろ/長野県飯田市生まれ。元東京デザイン専門学校講師。株式会社タカショー発行の『エクステリア&ガーデンテキストブック』監修。ガーデンセラピーコーディネーター1級所持。建築・エクステリアの企画事務所「エムデザインファクトリー」を主宰し、大手ハウスメーカーやエクステリア業のセミナー企画、講師を行う。

2007年出版の『エクステリアの色とデザイン(グリーン情報)』の改訂版として、新刊『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』が大好評販売中! 色の知識、住宅デザイン様式に合わせたエクステリア&ガーデンデザインとカラーコーディネート、プレゼンシートのレイアウト案など、多岐に渡る充実の内容! 書籍詳細はグリーン情報ホームページから

著書

『住宅エクステリアのパース・スケッチ・イラストが上達する本』彰国社

『気持ちをつかむ住宅インテリアパース・スケッチ力でプレゼンに差をつける』彰国社

『住宅+エクステリア&ガーデンの色とデザイン』グリーン情報 など他多数