1.履歴書作成のポイント
作成は手書き・パソコンどちらでもOK
履歴書は手書き、パソコン(スマホ)どちらで作成しても構いません。パソコンの場合は修正や複製の手間が少なく、自身のパソコンスキルのアピールにもつながります。
手書きの場合は黒のボールペンを使用します。間違えた場合は新しい用紙で書き直し、修正液や修正テープ、二重線は使用しないようにしましょう。
履歴書は応募先ごとに作成する
応募先ごとに適した内容にするため、志望動機や自己PR欄の内容は使い回さずにそれぞれ作成しましょう。パソコンの場合はデータの複製が可能なため、志望動機など個別の項目のみを書き換えるだけで済むので便利です。
空欄は作らない
履歴書の項目はすべて記入します。空欄=記入漏れと思われる可能性もあるため、資格欄などで記載することがない場合は「特になし」と記載しましょう。
フォントの種類やサイズを統一する
パソコンで履歴書を作成する場合、フォント(文字)の種類やサイズが一律でないと見づらく煩雑な印象を与えてしまいます。フォントの種類は明朝体やゴシック体などビジネス文書にふさわしいものを選び、サイズは各項目内で統一するようにしましょう。
西暦・和暦は統一する
書類の記入日や学歴・職歴欄などに記入する年は、和暦「令和◯年」もしくは西暦「202◯年」のどちらかで統一します。職務経歴書も一緒に提出する場合は表記を揃えましょう。
書き言葉の敬称は「貴◯」
履歴書などの書類上の敬称は「貴◯」と書きます。提出先が病院の場合は「貴院」、薬局の場合は「貴局」、運営元が株式会社の場合は「貴社」となります。なお、面接の場合は話し言葉となるため「御◯」(御院、御社など)を使います。
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「Excelの操作が難しい」「スマホで手軽に作成したい」という方におすすめ! ジョブメドレーには、履歴書・職務経歴書をスマホやパソコンから簡単に作成できる機能があります。作成方法はジョブメドレーの会員登録に加え、いくつかの項目を入力するだけ。作成後はメッセージ機能を使ってそのまま応募先へ提出することも、PDFファイルとしてメールや印刷して提出することもできます。
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2.履歴書の書き方・例文
ここからは、履歴書の書き方を項目別に詳しく解説していきます。
(1)日付
作成日ではなく、提出日(郵送の場合は投函日)を記入。書類内の日付は和暦か西暦で統一します。
(2)氏名
記入欄に合わせて大きく見やすい字で記入。姓と名の間にはスペースを空けます。
(3)生年月日・年齢
「満◯歳」は、提出日時点での年齢を書きます。
(4)現住所
都道府県名や番地、マンション名も省略せずに記入。ふりがなは市区町村(番地の前)までで構いません。
(5)電話
固定電話や携帯電話の番号を記入します。どちらか一方しか持っていない場合は片方のみで構いません。
(6)連絡先
現住所以外にすぐに連絡がつく人(同居家族は除く)や場所がある場合に記入します。なければ無記入で構いません。住所の代わりに普段使用しているメールアドレスを記入しても良いでしょう。
(7)写真
証明写真は半年以内に撮影したものを使用します。写真のサイズは縦4cm×横3cmです。万が一写真が剥がれたときのために、裏面には氏名を記入してのり付けしましょう。
証明写真の撮り方については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
>履歴書写真の撮り方とポイント
(8)学歴
学歴・職歴欄の1行目の中央に「学歴」と見出しを記載し、2行目から高等学校以降の学歴を記入します。学校名は正式名称で記載し、学部や学科名も省略せずに書きましょう。在学中の場合は「卒業」ではなく、「卒業見込み」と記載します。
(9)職歴
学歴の最後の行から1行空けた行の中央に「職歴」と見出しを記載し、その次の行から職歴を古い順に記入します。学生時代のアルバイトを除き、在籍期間が短い職歴もすべて記載しましょう。正職員以外のパートや契約職員などの場合は雇用形態も併記するとわかりやすいです。現職の退職予定日が決まっている場合は「令和◯年◯月◯日退職予定」と記載すると参考情報になります。最後の行には「以上」と記載します。
(10)免許・資格
業務に関連のある免許・資格を取得日の古い順に記載します。記入欄が足りない場合は、アピールしたいものを優先し、残りは職務経歴書で補足しましょう。すでに失効したものや受講途中のものもアピールとなるため、「失効中」「取得見込み」などと補足つきで記載しても構いません。
薬剤師資格の正式名称は「薬剤師免許」、普通自動車の運転免許は「普通自動車第一種運転免許」です。正しい名称で書くよう注意しましょう。
(11)志望動機・自己PRなど
志望動機や自己PRは履歴書の中で最も重要な項目です。履歴書の種類によっては、上の例のように特技・好きな学科なども含めた一つの記入欄となっている場合もありますが、志望動機と自己PRは必ず記載するようにしましょう。
また、記入欄に対して短すぎるのもNGです。アピールできることが少ない、または意欲が低いと見なされてしまいます。最低でも記入欄の8割以上は埋めるようにしましょう。
(12)本人希望欄
入職可能時期や勤務可能時間など譲れない条件がある場合は簡潔に記載します。給料や待遇面についての希望はマイナスな印象につながりかねないため、書かないほうが無難です。とくに記載する事項がない場合は、空欄にはせず「貴社の規定に従います。」などと記載しましょう。
Point|作成後は必ず見直しを!
履歴書が完成したら、最後に不備がないか必ず見直してから提出しましょう。
誤字・脱字、略称、空欄がないか数字に間違いがないか手書きの場合、読みやすく丁寧な字で書かれているかパソコンの場合、フォントの種類や大きさが統一されているか