2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。
エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。紆余曲折の果て、別の病院に移るも精神不安定で暴れるようになり、鎮静剤を打たねばならない状況に……。車椅子にベルトで固定されながら病棟の廊下を放浪しているお父さんの姿を見て、ショックを受けるエェコさん。さらに数日後、お父さんの実家の家財処分を進め、残ったのは段ボール箱2つ。切ない気持ちになりました。
その後、固形食を受け付けなくなったお父さんは半流動食へと移行し、再びリハビリ院に戻ることに。リハビリ院では紙おむつをズラして服を濡らしてしまうようになり、これまで週1だった洗濯交換が週3に増加。4回目の呼び出しがきて、エェコさんの体力・時間・精神は限界到達。出費を覚悟で洗濯業者に頼むことにしたのでした。自分でできることが皆無になり罪悪感の波に襲われたエェコさん。心苦しい中、半月が過ぎて容態を聞きに行くと、暴言は収まったものの、頻尿になったほか、注意散漫で半流動食すらほぼ食べず、マスクの下でよだれが止まらないのだとか。さらに、点滴が必要なほど血圧が低下する日もあり、要介護度も上がりそうな予感大。悪くなる気しかしなかったエェコさんでしたが、1カ月後、自転車で家から30分の場所にある介護施設が受け入れOKの表明を出してくれ、泣くほど感謝! ところが、入居に際しておこなわれる面談で久々に顔を合わせたお父さんは、ボサボサの髪にひげ面、ガリガリに痩せていて別人のよう。思いもしなかった姿にエェコさんは絶句してしまいました。
今度は何…!?
突然大勢集まる場に連れてこられて困惑していたお父さん。状況を理解できないまま、ろれつの回らない舌で「いいようにしてくれ」と、ひと言を残して退出してしまいました。ショックで何も話せなかったエェコさんは、涙をこらえるのが精いっぱい。何カ月も会えなかった分、衝撃は大きく、つらい事実を突きつけられた気持ちでした。
ショックでぼう然としていた私をよそに、リハビリ院と介護施設のスタッフさんたちはテキパキと話を進めていきました。
食事・トイレ・転落防止策・てんかん発作の対応など次々と課題を挙げ、対処法を考えてくれる専門家たちの存在に救われた私。入所するなら介護度の結果の判明後が良いということになり、施設やサービスの説明に移ることになりました。
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エェコさんがショックを受けている間にも、落ち着いて必要な情報交換を進めていったスタッフさんたちには感謝ですね。つらくても、感情にのまれているだけでは何もできませんよね。介護といっても患者さんごとにすべての対応が異なってきます。本当に多くの方々の協力とサポートが必要なのですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/エェコ
2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。