今月の特集
「使い続けたくなる、愛しいもの」
ファッションやライフスタイルにまつわるもの選びにおいて、時間をかけて長く付き合っていく姿勢が、これまで以上に必要とされているように思います。でも、ただ漫然と「長く使い続ける」ことだけが重要ではなく、それを使ったり、身に着けたときに、出合った頃と変わらぬ「愛おしさが続いている」ことも、忘れてはならない大切な要素なのではと考えます。初めて手にしたときの高揚感、作り手のこだわりに惚れ惚れとしたこと、使い続ける日々の中で紡がれた大切な思い出……。そういったさまざまな「記憶」が、人とものを、長きにわたって、幸せなかたちで繫ぎ合わせていくのです。〈ミナ ペルホネン〉のデザイナー・皆川明さんをはじめ、たくさんの方々に「使い続けたくなる、愛しいもの」にまつわるエピソードについて聞いてみました。
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暮らしを彩る、長く使い続けたいもの。
〈ミナ ペルホネン〉デザイナーの皆川明さんに暮らしをかたちづくる、大切な日用品と美しいものについて教えてもらいました。キッチン雑貨、アート、家具や文房具など、100点以上に及ぶアイテムを紹介。また、スタイリストの井伊百合子さんの「これからも大切にしたいもの」や、長く愛用したくなる「つくりのいいもの」が生まれる場所を訪ねました。