狭い部屋でも暮らしを楽しむには、アイデアのあるインテリアが必要です。「たためる」「重ねられる」「多機能である」「持ち運べる」という4つの特徴別に、家具と日用品20点をピックアップ。第13回目に紹介するアイテムは、多機能な収納ボックス、〈スプリングコペンハーゲン〉の「ミラーボックス」です。

多機能なインテリア
ナチュラルな収納ボックスが、小さな鏡台に。

デンマークの木製品メーカー〈スプリングコペンハーゲン〉による「ミラーボックス」は、小物入れの蓋の裏が鏡というシンプルな構造から、様々な使い方が広がる。ジュエリーや化粧品を入れれば小さなドレッサーになり、財布や鍵を収めれば玄関の小物入れとして。無垢のオーク材も、暮らしにすっと馴染んでくれる。[W320×D170×H52mm]各¥14,850(スプリングコペン ハーゲン/ロイヤルファニチャーコレクション 03‒5843‒1805)

photo:Isao Hashinoki(nomadica) styling:Mari Nagasaka

&Premium No. 130 LIVE SMALL & WELL ／ 小さな家に暮らす。

デメリットとも受け取られがちな「小さい、狭い」という条件は、見方を変え、工夫を凝らすことで、快適な暮らしをもたらすメリットになります。例えば、コンパクトな居住空間ゆえに、必要なものをきちんと見極められるようになる。また、何がどこにあるかが明快で手に届く範囲にあるというのは、とても気持ちのよいことです。そして生活全体の見通しがよくなると、やがて暮らしや生き方までが、すっきりとしていくように思いませんか。今号は「小さな住まい」に暮らすことについて考える一冊。限られたスペースに開放感をもたらす家を建てたり、賃貸の小さな部屋を自分らしく整えたり。コンパクトな暮らしをあえて選びたくなるような、楽しくて小さな住まいの実例集です。

もっと読む