椎間板ヘルニアでも保険に入れる?保険金が受け取れるのかについても解説

椎間板ヘルニアとは、背骨の軟骨から髄核が飛び出して神経を圧迫する病気です。

自然に治癒する場合が多いとされていますが、症状によっては手術が必要になることもあります。

しかし、椎間板ヘルニアを患ったことがあっても、完治後一定期間が経過していれば、通常の医療保険に加入できる可能性があります。

この記事では、椎間板ヘルニアの方でも加入しやすい生命保険や審査の基準などをわかりやすく解説します。

椎間板ヘルニアの方でも保険には入れる

椎間板ヘルニアの方でも加入できる可能性がある生命保険は、下記のとおりです。

椎間板ヘルニアの方でも入れる保険

通常の医療保険

引受基準緩和型医療保険

医療保険以外の保険

通常の医療保険

椎間板ヘルニアがあっても、通常の医療保険に加入できる可能性はあります。

医療保険に加入する際は、現在の健康状態や過去の傷病歴を保険会社に伝える(告知)必要があります。

告知の内容をもとに保険会社が加入審査を行います。

保険会社によって審査基準が異なるため、椎間板ヘルニアでも加入できる可能性があります。

ただし、治療中の場合や完治してからすぐの場合は、加入できない場合もあります。

また、以下のような特別条件がつくケースがあります。

医療保険につく可能性がある特別条件

特定疾病不担保:一定期間もしくは全保険期間中、特定の疾病について保障対象外とする

特定部位不担保:一定期間もしくは全保険期間中、身体の特定部位を保障の対象外とする

保険料割増:通常よりも保険料が割増される

保険金削減:一定期間、保険金額が削減される

現在の健康状態で通常の医療保険に加入できるか不安な方は、保険のプロであるFPに相談することをおすすめします。

引受基準緩和型医療保険

引受基準緩和型医療保険は、通常の医療保険よりも告知項目が少ない保険で椎間板ヘルニアの治療中でも加入しやすい保険です。

ただし、通常の医療保険よりも保険料は割増されていることがほとんどです。

また、加入してから1年程度は保障が50%に削減される商品などもあります。

告知内容も保険会社によって異なるので、複数の商品を比較しながら自分に合った商品を見つけましょう。

引受基準緩和型医療保険については、下記のコンテンツで詳しく解説しています。

引受基準緩和型保険とは?入るべきかメリット・デメリットや選び方から解説

医療保険以外の保険

医療保険以外の死亡保険やがん保険などは、椎間板ヘルニアがあっても加入できる可能性が高いです。

しかし、告知内容や審査基準は保険会社や商品によって異なるため、必ず加入できるとは限りません。

そもそも、医療保険とは異なるリスクに備える保険なので自分に必要な保障内容か確認をしましょう。

【プロが選ぶ】がん保険の選び方とは?5つのポイントと必要性をわかりやすく解説

【年代別】生命保険の賢い選び方とは?選ぶポイントや保険の種類も解説

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椎間板ヘルニアに対して保険金(給付金)は受け取れる?

医療保険に加入している場合、椎間板ヘルニアが原因で「入院や手術」をすれば保険金(給付金)を受け取れます。

ただし、注意すべき点もあります。

例えば、ヘルニアの治療は手術前に保存療法(リハビリ)やMRI検査などを行うことが多く、通院が長引くケースがありますが、多くの医療保険では、入院・手術を伴わない通院は保障対象外です。

「通院特約」を付加できる商品もありますが「退院後の通院」に限定されることが多いため、通院だけで治療を終えた場合は、一切保険金(給付金)が支払われない可能性があります。