こうなるのも当然

こうして、もう連絡しないことを条件に家を出た私たち。幸いにもステキなマンションが見つかり、2人で新たな生活をスタートさせました。しかし数カ月後。泣きわめく義母から電話が入ったのでした。

「ごめんなさい、私が悪かった! 長男は遊び癖が抜けなくて借金を隠してすがりついてきたの。嫁もひどい人間で、次男から家を奪うように仕向けた挙句、私に感謝するどころか家政婦代わりにこき使ってくる。これならおとなしいあなたとの生活のほうがよかったわ!」

あきれた義母の言葉に、私は事務的に返しました。「私は二度とお義母さんと同居しません。そもそももう関わらない約束ですが、1つだけ連絡事項があります。そちらのお家、売却しました。持ち主は私ですし、あなたたちと賃貸契約も結んでいませんから。一応今月までは住めますが、来月からは取り壊し工事が始まります。荷物を持って出て行ってくださいね」 

その後、大好きな義兄夫婦と小さなアパートに移った義母は、孫の面倒を見ながら家事をこなし、借金返済のための内職に明け暮れているのだとか。私は、ずっとつらい思いをしてきた夫に寄り添い、楽しく幸せな家庭を築いていきたいと思います。

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長男一家に住まわせるために、突然次男の家を乗っ取る母親……。いくら肉親でも横暴ですよね。ひと苦労ありましたが、これからは義母や義兄と関わらず、夫婦で仲良く暮らせるのに違いありません。

著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系
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