ハナチョウジ
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学名 Russelia equisetiformis
和名 ハナチョウジ(花丁字)
英名 Firecracker Plant
科名 オオバコ科
属名 ハナチョウジ属(ラッセリア属)
原産 メキシコ、グアテマラ
高さ2mほどになる常緑低木で、スギナのような枝葉に筒状の花をたくさん咲かせます。花色は定番の赤色の他、薄ピンクや白などがあります。四季咲き性で、生育期間の春から秋まで長期間花を咲かせます。暑さや乾燥、病害虫に強く、丈夫で育てやすいです。枝葉がよく茂って垂れ下がるので、吊り鉢にしても見応えがあります。
冬に乾燥気味に保てば-5℃程度までの低温に耐え、地上部が枯れこんでも春に芽が出てきます。
育て方
日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも開花します。
水やりは、鉢植えの表土が乾いたら水やりします。夏に枝葉がよく茂っている鉢植えは、晴れた日は毎日水やりしてください。地植えした場合は、根付けばほぼ水やりの必要がありません。土壌が極度に乾燥したら水やりしてください。
鉢植えは、肥料を5月から10月に、3要素が等量、またはリン酸が多めの緩効性化成肥料などを規定量与えます。地植えした場合は、春の5月から6月と、秋の9月の2回与えればよいでしょう。
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ハナセンナ(アンデスの乙女)
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学名 Senna corymbosa
和名 ハナセンナ(花旃那)
英名 Argentine senna
科名 マメ科
属名 センナ属(カッシア属)
原産 アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ
樹高2~3mほどになる低木です。アンデスの乙女の流通名で知られ、秋頃に黄色の花を多く咲かせます。大きく育たなくても花をよく咲かせるので、鉢植えの開花株が一般に出回ります。羽状の濃い緑色の葉は、夜間に閉じる性質があります。日光によく当てて育てれば、病害虫の被害もほとんどありません。地植えすると、放置気味であってもよく育ちます。ただし枝葉がよく茂るので、年に1回以上は剪定するようにしてください。
最低温度の目安は-5~-8℃です。軽い霜に当たっても耐えます。
同じ仲間のコバノセンナ(Senna pendula)も寒さに強く、同様に育てることができます。
育て方
日当たりと排水のよい場所で育てます。土壌は比較的選びません。
鉢植えは、表土が乾いたら水やりします。地植えした場合は、ほぼ水やりしなくてもよいでしょう。
また、地植えした場合は肥料を施こさなくてもよく育ちます。マメ科の植物は、根の共生菌により空気中の窒素を利用できます。油粕などの窒素肥料を与えると、かえって花付きが悪くなって軟弱に育つので注意してください。鉢植えは、リン酸が多い骨粉などの肥料を春の5月から6月に与えればよいでしょう。
大きくなりすぎたら、春の4月頃に50cmくらいの高さで切り戻してコンパクトに調整することも可能です。